7月17日の金曜日、ネットで人気の董成鵬監(jiān)督による映畫「煎餅俠」（JianBingMan）が封切りし、「捉妖記」「帰ってきた孫悟空」と共に瞬く間に人気が出た。7月26日時(shí)點(diǎn)でのこの映畫の全國(guó)での興行成績(jī)は48億5千萬(wàn)元（約956億円）をたたき出し、夏期映畫期間において中國(guó)映畫挽回を一翼を擔(dān)った。

中國(guó)産映畫の質(zhì)が向上したことが、観客や市場(chǎng)に打ち勝つための第一條件だ。中國(guó)映畫の根本的な進(jìn)歩はここにあり、その映畫の言葉や表現(xiàn)方法は時(shí)代と共に変化し、新しいタイプや新しいテーマは常に出現(xiàn)し、中國(guó)映畫ファンの成長(zhǎng)と肩を並べて進(jìn)んでいく。ネット社會(huì)から実社會(huì)まで、中國(guó)映畫業(yè)界のスタッフと観客の間には思想と審美眼におけるコミュニケーションと相互作用が中國(guó)映畫の新たなパワーを構(gòu)築していく。

インターネットは興行成績(jī)を押し上げる新たな手段

このほかに、ネット販売の參入は間違いなく夏期映畫市場(chǎng)に火を注いだと言える。インターネットドラマから生まれた「煎餅俠」は映畫上映のためにずっとインターネットを利用し人気を高めてきた。上映中に情報(bào)サイトの「趕集網(wǎng)」が「北京市內(nèi)の7か所の地下鉄で出口で売っている煎餅（ジェンビン）が無(wú)料になり、地下鉄の入り口100か所にポスターをスキャンすると抽選で映畫の入場(chǎng)券がもらえる」という広告を差し込んだ。喜んで駆けつけた人は「煎餅の味が重要なのではなく、大切なのはオンラインとオフラインの連攜だ。おまけに無(wú)料で煎餅がもらえる」と話す?！笌ⅳ盲皮繉O悟空」の大ヒットは、「自來(lái)水」(水道水）というネット用語(yǔ)を話題の言葉にした?！缸詠?lái)水」はネットで自発的にできた無(wú)報(bào)酬による書き込み、PR（「水軍」とも呼ばれる）に対する愛稱だ。マーケティンググループにとっては、「自來(lái)水」の支持を勝ち取ることは、作品の出來(lái)に頼るだけでなく、より多くの映畫外の工夫が必要だ。

田暁鵬監(jiān)督は「我々は微信（WeChat）という最大のSNSに基づいてマーケティングをすれば、より簡(jiǎn)単にお客の購(gòu)買意欲を喚起することができる。街で見かけたポスターには購(gòu)買意欲は生まれないかもしれないが、それぞれの人は微信の中にたくさんの友達(dá)を持っている。そしてそれぞれがモーメンツの中で一度お薦めをしさえすれば、數(shù)十人、數(shù)百人が見ることができる。それにより新しい購(gòu)買意欲が生まれてくる」と語(yǔ)る。

「インターネットプラス時(shí)代」、ネット通販は事前に前売券を販売し、ネットで座席指定もできる。割引サービスなどは消費(fèi)者から言わせれば、おそらく最も直接的で明確な利點(diǎn)だ。6月24日、「映畫+ネット通販」をテーマとしたフェアが幕を開け、夏期映畫期間の80あまりの作品が全國(guó)で45軒の映畫館チェーンと5000軒あまりの映畫館、また10數(shù)件のネット通販のチケット販売業(yè)者がオンラインとオフラインの連攜を行い、夏期映畫期間中のセット式予約販売を行なった。これは消費(fèi)方法が変化しただけではなく、さらには消費(fèi)への情熱と中國(guó)映畫市場(chǎng)の熱意を引き出したと言える。(編集JK)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年7月30日