発掘調(diào)査隊は8月24日、赤水河沿いの黃金灣遺跡の発掘調(diào)査を行った際に、2000年以上前のものと思われる、副葬品の鶏卵を発見した。貴州省の古い墓から鶏卵が見つかるのはこれが初めてだ。割れやすいため、そのまま取り出すことが厄介な問題になっている。貴陽晩報が伝えた。
発掘調(diào)査隊の現(xiàn)場責(zé)任者の張改課氏は、「刷毛でそっと觸れただけで、玉の表面が割れた。この割れた玉を詳細(xì)に調(diào)べ、何度も比較対照したところ、鶏卵であるとほぼ斷定できた。地下に埋もれていた時間があまりに長く、倒壊によりダメージを受けたこともあり、黃身や白身がなくなっている。しかし炭酸カルシウムを豊富に含む殻の中には土が入り、周辺と一體化しており、良好な保存狀態(tài)が維持された」と説明した。
古い墓から鶏卵が見つかるのは、貴州省の考古學(xué)史で初のことであり、全國でも稀に見るケースだ。これまで河南省、山西省、重慶市などで副葬品の鶏卵が見つかったと報告されており、いずれも漢代の墓だった。
なぜ鶏卵を副葬品とするのだろうか?張氏は、「漢代の人々は死を生と同一視し、生前の用具を陶器として副葬した。同じく酒、穀物など生前に口にしていたものも副葬した。鶏卵も恐らく、副葬品の一つだ」と述べた。この鶏卵は非常に壊れやすく、少し觸れただけでも割れるため、そのまま取り出す方法については現(xiàn)在も検討中だ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年8月27日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386