かなり以前の「ねずみは米がすき（原題：老鼠愛大米）から「小さなリンゴ（原題：小蘋果）」まで、「神曲」と言われる楽曲の中には、まるでウィルスのように、日がな一日、耳の中でメロディーが響き、頭の中でグルグルと回り続ける曲がある。新華網(wǎng)が伝えた。

このような現(xiàn)象は、歐米では「耳の蟲（earworm）」と呼ばれている。時(shí)や場(chǎng)所を問わず、頭の中で同じメロディーがグルグルと回り続け、知らないうちに口ずさんでいる。

音楽知覚認(rèn)知國(guó)際會(huì)議（ICMPC）の統(tǒng)計(jì)データによると、91％の人は、毎週最低1回は「耳の蟲」を感じる経験をしており、うち4分の一は、毎日「耳の蟲」を経験し、1回平均8秒間続くという。

スイス?ルツェルン大學(xué)応用科學(xué)?蕓術(shù)學(xué)部の研究スタッフが50曲以上の流行歌を分析し、さまざまな人に3回以上聴いてもらい、「耳の蟲」であると認(rèn)めるか否かの実験を行った。その結(jié)果、「耳の蟲」となるメロディーには、音符の長(zhǎng)さが比較的長(zhǎng)く、音程の幅が小さいという2つの特徴があり、覚えやすい簡(jiǎn)単な曲で、歌いやすい曲であることが明らかになった。

また、研究スタッフは、疲れている、大きなストレスを感じている、またはボーっとしている時(shí)、その人の頭の中では楽曲が流れてくる傾向が高い。仕事をする日に、かなりテンションが上がっており、強(qiáng)迫癥的傾向がある人は、「耳の蟲」に脳を支配されやすく、「耳の蟲」の活動(dòng)時(shí)間もより長(zhǎng)くなることを発見した。

通常、これらの人々が頭の中で複數(shù)の懸案事項(xiàng)を処理する際、考えを繰り返すケースが多く、そんな時(shí)は「耳の蟲」は脳で歌を繰り返し歌っている。強(qiáng)迫癥の人が同じ歌を繰り返し歌うことも、この説明から容易に理解できる。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年12月31日