多くの乗客にとって、「高速鉄道で旅行に出かける」が第一選択肢となっている。上海鉄道局は24日、さらなる旅客の外出ニーズへの対応と鉄道利用客の輸送力アップを図り、浙江省麗水市緑谷ツアーなど5大高速鉄道旅行を大々的に推し進(jìn)めていく方針を明らかにした。30日間に及ぶ今年の春季行楽期間中、輸送旅客數(shù)は計4600萬人、1日あたり153萬3千人、増加率は9.6％に達(dá)する見通しという。中國新聞網(wǎng)が報じた。

國家観光局の統(tǒng)計データによると、2015年、中國國內(nèi)旅行者數(shù)は延べ40億人を突破した。1人あたり平均3回近く旅行に出た計算になる。中國の観光経済が最も盛んである地域のひとつ、江蘇?浙江?安徽?上海3省1市の優(yōu)れた観光資源は、國內(nèi)外から多くの観光客を惹きつけた。

長江デルタ地域には、上海?杭州?南京など地域の中心となる都市を軸に、中國中部?南部?西南部?北部に伸びる高速鉄道ネットワークがほぼ形成された。上海から出発すると、5時間で武漢、7時間で広州、9時間で貴陽、12時間でハルビンに、それぞれ到著することができる。上海鉄道局が運行する高速鉄道車両は、1日で21?。ㄗ灾螀^(qū)?直轄市）に到達(dá)し、長江デルタ地域內(nèi)の各都市には、「1?2?3」時間で到著可能な「高速鉄道旅行都市圏」がそれぞれ形成された。

金溫（浙江省金華-溫州）鉄道の沿線には、麗水や溫州三地など絵に描いたような見事な風(fēng)景が広がっている。昨年末に営業(yè)が開始されると、それまで5時間かかっていた杭州-麗水の所要時間が1時間半に短縮され、上海や南京から麗水までの所要時間も、最速で3時間を切るようになり、麗水は一躍、上海や杭州にとっての「裏庭」的な存在となった。上海鉄道局の統(tǒng)計データによると、3月20日までの時點で、金溫鉄道を利用して溫州?麗水?縉雲(yún)?武義など沿線の県?市を訪れる旅客は190萬人を上回り、現(xiàn)地の観光地には観光の「黃金の流れ」が押し寄せた。