武俠小説には、必ずといっていいほど神がかった技を持つ達人が登場するが、ここ北京市の天壇公園にも各種の「神業(yè)」を持つ人々が集まり、毎朝體を鍛えている。ここに集まるおじいさんやおばあさんたちは年齢を全く感じさせないパワーを発揮して、鉄棒や平行棒での回転、座禪、開腳に腕立て伏せ、果ては大回転まで、彼らの「神業(yè)」を披露している。その凄さにここを通りかかったアルゼンチンの若者（27）も心底驚いていた。

天壇公園に毎朝集まって體を鍛えているのはいずれも周辺に住む60歳から80歳くらいまでのおじいさんやおばあさんたち。彼らもまた以前は脳血栓や椎間板ヘルニアなどの問題を抱えていたそうだが、長期間にわたるトレーニングで、運動が次第に體にいい効果をもたらしているという。

若者から見ても感心してしまうほどの鍛え方だが、普通のお年寄りにはそれこそ到底出來そうもない。天壇おじいさんたちも、この點については高齢者が身體を鍛える場合は、決して無理をしてはいけないとしている。同公園でも人によっては難易度の低い運動器具を使用したり、ジェンズ（羽根蹴りゲーム）やダンス、歩行トレーニングなど自分に合ったゆったりした運動をする人々もいるという。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月28日