大人の塗り絵「ひみつの花園」の故宮版とも言える「點染紫禁城」がこのほど発売された。故宮博物院?展覧部のベテラン専門家や梁德■（■は女へんに英）さん（87）が、自ら描いた伝統(tǒng)的な中國風(fēng)の絵柄に、読者は色を塗っていくことができる。 北京日報が報じた。

「點染紫禁城」は「器用流光」、「衣飾生輝」、「雕梁▼（▼は火へんに奐）彩」の3冊が一セットで、それぞれ宮廷の美しい器物や服飾、建築物を色付けするという內(nèi)容になっている。全ての図案が故宮にあり、各図案の背後にも物語がある?！敢嘛椛x」の1番目の図案を例にすると、明成化団龍紋補子をモチーフにした円形の図案が描かれており、明朝の第9代皇帝?成化帝の肖像畫から取られた。専門家によると、団龍紋飾は形のバランスが非常に整っており、幅広く応用されている。また、この図案は明?清の時代の官服制度において、高い身分の象徴でもあった。

故宮出版社の関連の責(zé)任者は、「『點染紫禁城』に色を塗ることで、古代の職人の深い蕓術(shù)の教養(yǎng)を體験してもらいたい。ただ単に色を塗る作業(yè)というわけではなく、実際には古代の職人の仕事の再現(xiàn)でもあり、特別な體験になるだろう」と話している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月29日