有人宇宙船「神舟11號」の有人飛行任務(wù)を遂行する宇宙飛行士の景海鵬氏と陳冬氏は20日午後、宇宙?地球間遠(yuǎn)隔醫(yī)療立會診察システムを使い、宇宙飛行士、宇宙飛行士サポートルーム、遠(yuǎn)隔醫(yī)療立會診察センター、地上サポート病院の連動に成功した。宇宙?地球間遠(yuǎn)隔醫(yī)療立會診察に必要なデータ伝送路を構(gòu)築し、中國初の宇宙?地球間遠(yuǎn)隔醫(yī)療立會診察システムを検証した。これは中國の宇宙飛行士の、中長期軌道上飛行醫(yī)療保障能力の大幅な向上を示している。北京晨報が伝えた。

神舟11號とのドッキングの他に、宇宙実験室「天宮2號」は來年、補(bǔ)給船「天舟1號」とのドッキングを行い、推進(jìn)剤軌道上補(bǔ)給技術(shù)を検証する。この技術(shù)は未來の宇宙ステーション建設(shè)における最重要技術(shù)の一つだ。

天宮2號が推進(jìn)剤の軌道上補(bǔ)給試験を?qū)g施するためには、天舟1號の協(xié)力が必要となる。

中國航天科技集団第五研究院天宮2號宇宙実験室チーフエンジニアの朱樅鵬氏によると、補(bǔ)給とは補(bǔ)給船の推進(jìn)剤をパイプによって天宮2號、つまり未來の宇宙ステーションに輸送することを指す。ガソリン給油のように、補(bǔ)給船の燃料を宇宙実験室に注入する。

中國の未來の宇宙ステーションは宇宙上を運(yùn)行するため、空気抵抗の影響を受け、宇宙ステーションの軌道高度が徐々に下がることになる。そのためそれまでの高度を維持するためには、燃料を使い宇宙ステーションを浮かせる必要がある。地上から補(bǔ)給船を打ち上げ、宇宙ステーションに燃料を補(bǔ)給しなければならない。天宮2號はこの技術(shù)を検証しようとしている。

2つの宇宙船がフローティング機(jī)構(gòu)を使い、推進(jìn)剤補(bǔ)給パイプをつなげる。天宮2號のブロワー送風(fēng)機(jī)を使いタンク內(nèi)の高圧ガスをガスポンプに再回収することで、補(bǔ)給船と天宮2號の補(bǔ)給システムの圧力差を作る。それからパイプを使い補(bǔ)給船の推進(jìn)剤を天宮2號に移す。

圧力差を使い液體燃料をタンクに移す過程は、地球上のガソリン給油のように見えるが、それを?qū)g現(xiàn)するのは容易なことではない。

なぜならこの技術(shù)を地上でシミュレートすることができないため、宇宙環(huán)境の実際の操作により技術(shù)の信頼性を検証しなければならないためだ。そのため天宮2號の任務(wù)はより困難になっている。宇宙ステーションは將來的に、軌道上を10年以上飛行することになるからだ。推進(jìn)剤は補(bǔ)給船による補(bǔ)給が必要なため、この技術(shù)を必ず把握する必要がある。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年10月21日