日本のトヨタ自動(dòng)車の豊田章男社長(zhǎng)とスズキの鈴木修會(huì)長(zhǎng)はこのほど、両社は自動(dòng)車の汚染物質(zhì)排出削減や燃費(fèi)低下など環(huán)境と安全をめぐる技術(shù)で業(yè)務(wù)協(xié)力を展開し、今後の資本提攜についても可能性を殘すことを明らかにした。これにより日本の自動(dòng)車業(yè)界はトヨタ、日産、ホンダが鼎立する狀態(tài)が形成され、自動(dòng)車技術(shù)の新たな協(xié)力に向けた戦いが始まった。経済日?qǐng)?bào)が伝えた。

トヨタは日本最大の自動(dòng)車メーカーで、2015年の世界販売量は1015萬(wàn)臺(tái)に達(dá)し、4年連続世界一だった。トヨタは最も早くからハイブリッドカーと燃料電池自動(dòng)車を市場(chǎng)にうち出し、環(huán)境対策の分野では世界トップだ。北米などの先進(jìn)國(guó)市場(chǎng)で大きな発展を遂げたが、発展途上國(guó)での開発戦略ではスズキに遅れを取る。また自動(dòng)運(yùn)転分野では歩みが遅く、劣勢(shì)に立たされている。

スズキは日本5位の自動(dòng)車メーカーで、低コストの小型車が日本と発展途上國(guó)の市場(chǎng)で急速に発展している。世界的な競(jìng)爭(zhēng)環(huán)境の激化や変化に対応するため、伝統(tǒng)的な技術(shù)の枠組みから抜け出して、大手メーカーと提攜する意向を示していた。そこでドイツのフォルクスワーゲン（VW）と資本提攜を進(jìn)めたが、理念の違いから袂を分かつことになった。

トヨタとスズキの協(xié)力は意向の合意までは迅速だったが、詳細(xì)の多くはこれから具體的に話し合う必要がある。とはいえ、雙方は世界の自動(dòng)車技術(shù)の発展に対応し、関連技術(shù)の世界基準(zhǔn)制定で主導(dǎo)的役割を果たすとの方向性を明確に打ち出した。トヨタ社長(zhǎng)は、「これからはより強(qiáng)力なチームによって新技術(shù)の挑戦に立ち向かうことが必要になる」と述べ、スズキも、「単に伝統(tǒng)的な自動(dòng)車技術(shù)に頼るだけでは未來(lái)の発展に適応することは難しい」との見方を示す。両社の業(yè)務(wù)協(xié)力は、それぞれが抱える問(wèn)題のよりよい解決につながる可能性がある。さきに日本で行われた主要7カ國(guó)（G7）交通大臣會(huì)合では、自動(dòng)運(yùn)転技術(shù)の基準(zhǔn)?管理ルールを共同で制定することで合意に達(dá)した。日本の自動(dòng)車メーカーの合同チームはこうしたルール?基準(zhǔn)の制定者の地位を虎視眈々と狙っている。

ここ數(shù)年の自動(dòng)車メーカーの合同チームの動(dòng)きをみると、トヨタは持株方式でダイハツ工業(yè)、日野自動(dòng)車、富士重工業(yè)、いすゞ自動(dòng)車などを次々傘下に収め、マツダと業(yè)務(wù)協(xié)力を展開し、さらに今後はスズキと協(xié)力するとし、リーディングカンパニーの地位をしっかりと固めた。世界ではBMWとの業(yè)務(wù)協(xié)力も展開している。日産は三菱自動(dòng)車工業(yè)の株を保有し、世界ではルノー、フォード、ダイムラーと資本や技術(shù)の協(xié)力を進(jìn)める。ホンダは米國(guó)のゼネラルモーターズ（GM）と業(yè)務(wù)協(xié)力を展開する。日本の自動(dòng)車産業(yè)は3社鼎立の局面が形成され、國(guó)內(nèi)の技術(shù)をめぐる戦いで競(jìng)爭(zhēng)を繰り広げると同時(shí)に、世界の未來(lái)の自動(dòng)車基準(zhǔn)制定でも一定の地位を確保することを目指している。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年11月15日