「味無味処求吾楽」 李津
私は直感でインスピレーションを得て、絵を描いてきた畫家だ。どこに旅行に行っても、新鮮な雰囲気が私の心に觸れ、私の絵にも変化を與えてくれる。知らない國(guó)に行くたびに、いろんな體験ができ、知らない民族の姿を知ることができる。変化に乏しい生活を送っていると、そのような敏感さに欠けるようになり、鈍感になってしまう。いわゆる「傍目八目」ということだ。日本でも、中國(guó)との違いを感じたが、歐州に行った時(shí)のような強(qiáng)い距離感や不慣れな感じはなく、親しみを感じた。文化の伝承という分野を見ると、日本は中國(guó)の影響を最も受けている國(guó)であるものの、中國(guó)より伝統(tǒng)を重視している。建築物や書道、衣食住などさまざまな分野で、古代に中國(guó)の影響を受けた痕跡を依然として目にすることができる。筆で平仮名や片仮名が書かれているのを見ると、私は、その內(nèi)容ではなく、それがあまりに自然に書かれていることに感銘を受ける。日本人の「寫意」に対する理解は、今の中國(guó)の理解とは少し違う。日本人は「書き表す」ことを重視し、ルールにとらわれることなく、心と自然の調(diào)和を追求する。端的に言うと、筆を使って自分の心境を書き表すのだ。
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