良し悪しは別として、現(xiàn)代人はファッションの機(jī)能性を厳密に區(qū)別しており、これは少なくとも経済狀況が良いことを前提としている。日本ではスニーカーを履き、登山服を著て出勤する人は絶対にいない。ほとんど全ての日本の學(xué)校には更衣室があるため、體育の授業(yè)があるときも朝から體操著を著て登校する必要がない。日本の學(xué)會(huì)において、中國(guó)人はかなりの高い確率で見(jiàn)分けることができる。それはその醸し出す雰囲気からではなく、彼らの服裝が日本人に比べカジュアルなためだ。入學(xué)式や會(huì)議、面接などの場(chǎng)面で、日本人は常に2つボタンのダークスーツにスラックス、もしくはスカートという服裝にかっちりしてシンプルな黒い革製のカバンという組み合わせとなる。

スーツは西洋人発明したものだが、今では東洋人の方が著る人が多いというのは何とも不思議な現(xiàn)象だといえるだろう。実は、ファッションと國(guó)の経済力にはほとんど関係がない。2012年のあるサンプリング調(diào)査によると、西歐諸國(guó)でスーツを著る人の割合はあまり高くなく、その割合が高いのはやはりアジアで、インドがトップだったという。中國(guó)では服裝は比較的自由で、正裝して仕事をする人はあまりいない。チャイナドレスを著るのはレストランなどの入り口に立つ案內(nèi)係で、結(jié)婚式以外でスーツを著てネクタイを締めるのは保険會(huì)社などの営業(yè)や、不動(dòng)産の仲介會(huì)社に勤めている人くらいだ。中國(guó)?日本?韓國(guó)の3ヶ國(guó)を比較してみると、ランチタイムには韓國(guó)の光華門(mén)（クァンファムン）、日本の六本木や秋葉原はスーツ姿の人で埋め盡くされるが、中國(guó)ではスーツ姿は全く見(jiàn)られず、コットンパンツやジーンズを穿いた人が全體の半數(shù)を占めている。日本人の友人から教わった女子學(xué)生に関する面白い判斷方法によると、街中で制服を著ている女性のスカートが短かければ短いほど、學(xué)年が上であることを表しており、彼女たちは自分でスカートを短くしているという。制服のスカートは女子學(xué)生の特権であり、もし社會(huì)人の女性が自分のスタイルを強(qiáng)調(diào)するミニスカートを穿いたとしたら、とても禮儀知らずの行為となってしまう。中國(guó)人女性の服裝の自由度はとても高く、二線?三線都市の女性の服裝はほとんど年齢にとらわれていない。日本では大學(xué)生、會(huì)社員、専業(yè)主婦にかかわらず、著ている服裝を見(jiàn)れば、彼らがどんな仕事や身分なのかを簡(jiǎn)単に推測(cè)でき、どんなグループに屬しているのか一目でわかる。身分にふさわしい服を著るというのは、ひょっとするとそういう意味なのかもしれない。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年2月4日