中國(guó)で外出する際には、タクシーやカーシェアリング、シェア自転車のいずれを利用する場(chǎng)合にも、専用アプリがある。それだけでなく、今では自家用車で出かけ、駐車する際に利用できる駐車場(chǎng)シェアアプリまであり、「シェアリングエコノミー」が現(xiàn)在、中國(guó)人の生活に浸透しつつある。しかし、この新業(yè)態(tài)は急速に成長(zhǎng)しているものの、消費(fèi)者は「なかなか好きになれない」と感じている。新華社が報(bào)じた。

シェアの人気と同時(shí)に課題も浮き彫りに

中國(guó)國(guó)家情報(bào)センター情報(bào)化研究部が今年2月に発表した「中國(guó)シェアリングエコノミー発展報(bào)告2017」によると、2016年、中國(guó)のシェアリングエコノミー市場(chǎng)の取引額は前年比103％増の約3兆4520億元（約57兆円）、參加者総數(shù)は前年比約1億人増の6億人だったと試算されている。また、この先數(shù)年、中國(guó)のシェアリングエコノミーは年平均約40％のペースで成長(zhǎng)していくと予想されている。

シェアリングが人気になり、この新業(yè)態(tài)は急成長(zhǎng)しているものの、消費(fèi)者にとっては、釈然としない部分もあるようだ。上海市消費(fèi)者権益保護(hù)委員會(huì)の寧海?副秘書(shū)長(zhǎng)によると、大都市におけるシェア自転車市場(chǎng)は昨年以降、爆発的成長(zhǎng)を見(jiàn)せているものの、同時(shí)にクレームも激増しているという。

同委員會(huì)が最近、シェア自転車に関して200回にわたり実施した消費(fèi)體験モニタリングでは、自転車の迷惑駐輪が住民が不満を抱く大きな問(wèn)題となっており、37％の自転車が、明らかに公共の駐輪場(chǎng)ではない場(chǎng)所に放置されていた。特に、朝晩の通勤ラッシュ時(shí)間帯の迷惑駐輪が深刻な問(wèn)題となっている。

また、體験モニタリングでは、「料金チャージは簡(jiǎn)単でも、返金は難しい」というのが、シェア自転車の消費(fèi)者が不満を感じる問(wèn)題となっていることが分かった。調(diào)査対象となったシェア自転車業(yè)者7社のうち、使用ガイドに「殘金の返金申請(qǐng)可能」と明記されていたのはofoだけだった。摩拜単車や貝慶単車、享騎出行は、料金チャージに関する條項(xiàng)で、「殘金の別アカウントへの振替不可」とは明記しているものの、殘金返金の可否や、その返金方法については明記していない。また小鳴単車、獵■出行(■は口へんに巴)、優(yōu)拜はすべて「殘金の返金不可」を明記している。