高速鉄道駅に似た大型建築物が北京市門頭溝區(qū)南東部の山中にある。その建物の緑色の外観は、初春の山林に美しく映えていた。入口のディスプレイには現(xiàn)地のリアルタイムのPM2.5濃度が「22」と示されていた。このようにゆったりと靜かな場所が実は1日あたり北京市の生活ゴミの6分の1を処理することができる大型ゴミ焼卻場であるとはなかなか信じられないだろう。中國青年報が伝えた。
ここは北京魯家山循環(huán)経済基地。ここでは毎年100萬トンのゴミを焼卻でき、それにより発生する電力は、20萬世帯の需要を満たし、冬には住宅100萬平方メートルに暖房を供給することができる。
北京のゴミ焼卻処理率、2020年には70%に
北京都市管理委員會環(huán)境保護(hù)施設(shè)所の林晉文所長は取材に対して「現(xiàn)在、北京市では1日あたり2萬トン以上のゴミが発生する。同市には魯家山を含む3つのゴミ焼卻場があり、毎日9800トンを焼卻できる。これはゴミ全體の43%を占める。2020年までに北京のゴミ焼卻処理率は70%になり、焼卻可能なゴミの埋め立てをゼロにしていく計畫だ」と話した。
ゴミを園林の緑化肥料、建築用レンガにし、さらには発電や暖房供給に用いる。これを支えるのは、科學(xué)技術(shù)の力だ。取材のため、ゴミ処理場1?2號線の操作室に入ると、3人のロボットアームオペレーターが緊張しながら作業(yè)中だった。密閉ガラスを通して、深さ35メートル、縦58メートル、橫27メートルの巨大な槽が見える。大型ロボットアームはゴミを1度で10トンもつかむことができる。この巨大な槽には、4萬トンのゴミが入る。生活ゴミはこの槽の中で7日間発酵させたあと、焼卻爐に入れて焼卻し、発電に用いられる。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn