社會の現(xiàn)狀が垣間見える職場
職場を舞臺としたドラマも日本ドラマにおいて高い実力を誇るジャンルだ?!赴驻ぞ匏工?「半沢直樹」などが、各業(yè)界の內(nèi)部に潛む理不盡な実態(tài)や暗黙のルールに著眼點を置いてストーリーが展開されたのとは異なり、近年の職場を舞臺とした日本ドラマは、社會の現(xiàn)狀が垣間見える、「窓口」となっている。しかし、「仕事というのは、ロボットのように冷たく無情なものではなく、溫かみを持ち、人生の虛しさを埋めてくれるもの」というメッセージに変わりはない。そして、ゆっくりと丁寧に仕事をする職人精神を表現(xiàn)し、焦らずにバランスを取りながらコツコツと生きるよう見る人を勵ましている。
第1回コンフィデンスアワード?ドラマ賞で作品賞を受賞したのも職場が舞臺のドラマ 「民王」。奇想天外なテーマの同ドラマでは、ひょんなことから、総理大臣の武藤泰山と、息子で大學(xué)生の翔の人格がある日突然入れ替わってしまう。外交マナーや國際提攜の慣例などが隨所に織り交ぜられているものの、同ドラマで主に表現(xiàn)されているのは、複雑な父親と息子の感情だ。人格が入れ替わって以降、父親は仕方なく息子に政治の知識を詰め込もうとする一方、息子は父親の仕事の大変さを身をもって感じる。そして、父親も息子の穏やかな性格がとても貴重であることに少しずつ気づく。職場が舞臺のドラマといっても、そこには親子間の思いが詰まっており、それがコミカルに表現(xiàn)されている。
第4回コンフィデンスアワード?ドラマ賞で作品賞を受賞した「重版出來」は、日本の漫畫産業(yè)にスポットを當(dāng)てており、デジタル化の波が押し寄せる今、あえて従來型の出版業(yè)界の「代弁者」となった。同ドラマでは、先輩漫畫家の三蔵山龍がふさぎ込んでいた新人漫畫家の中田伯に、「このおにぎりを1個作るのに、どれだけの水が使われているか知っていますか?米作りから考えると270リットルもの水が必要です。それを『バーチャルウォーター』と呼ぶそうです。その水に ほとんどの人が気づかないですが、見えない水を想像したほうが世界は広がる」と語る名言があった。同ドラマがスポットを當(dāng)てていたのが、漫畫業(yè)界で見過ごされている「バーチャルウォーター」。句読點一つのために何時間も頭を悩ますまじめな編集者、真剣に本を並べる本屋のスタッフ、営業(yè)で走り回り、革靴の靴底がすり減ってしまった営業(yè)マン。漫畫やドラマを見る人は、それ自體のおもしろさに感謝すると同時に、見えないところで黙々と努力してくれいている人たちへの感謝も忘れてはいけない。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月8日
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