日本のお笑い蕓人の最も基本的なスキルは、「人を笑わすことができる能力」だ。毛丹青は、「中國(guó)の以前の狀況とほぼ同じく、日本でこの職業(yè)に就く人は昔、貧しい家庭出身の人ばかりだった。しかし、ここ20年、日本の社會(huì)も大きく変化し、高學(xué)歴の人や裕福な家庭で育った人もお笑いの世界に飛び込むようになった。そして、さらに多くに人に受け入れられる業(yè)界になった。蕓人が人を笑わせるためには、他の人のことをよく観察し冷靜に判斷できる能力が必要で、それがなければ、さじ加減の良いネタは思い付かない。そのため、お笑いという仕事も難しい世界で、誰かに弟子入りして長(zhǎng)期間修行を積まなければ、漫才師として舞臺(tái)に立つことはなかなかできない。又吉直樹はそのようなお笑い蕓人の一人だ」と説明する。

そして、「又吉直樹のお笑いのレベルも高い。彼が読書家であることは有名で、子供のころからいろんな本を読みあさった。そのようにして得た知識(shí)が、漫才やコントを作る際の基礎(chǔ)になっている。膨大な知識(shí)をベースにしたお笑いは、単に自分の周辺で起きているささいなことをネタにするのとは違って、深みがある。彼のような蕓人は、日本ではとても少なく、とても貴重な存在」と、お笑い蕓人出身の作家である又吉直樹のことを高く評(píng)価している。

日本の現(xiàn)代文學(xué)を見ても、お笑い蕓人が純文學(xué)の世界で成功したケースはほとんどない。また、又吉直樹の小説は、単なるお笑いのネタではなく、蕓人が社會(huì)人の一人として、夢(mèng)を持ち、挫折や絶望を経験し、奮闘するリアルな様子を描いている?！袱长吸c(diǎn)から見て、『火花』は、新しい分野を切り開いた。その他、又吉直樹の文學(xué)的な表現(xiàn)能力はとても高く、ソーシャルメディアが普及している今日、それは特に貴重。 又吉直樹が純文學(xué)を會(huì)得しており、細(xì)かい點(diǎn)に至るまでしっかり汲み取っているという特徴が、この本でよく表れている」と毛丹青。

そして、「純文學(xué)の観點(diǎn)から見ても、『火花』を高く評(píng)価すべき。業(yè)界內(nèi)の評(píng)論家たちもこの本を非常に高く評(píng)価しており、2年で発行部數(shù)300萬冊(cè)というのは、前代未聞の記録。このことから、多くの日本人が心の『癒し』を求めて、純文學(xué)を読んでいることが分かる」と分析している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月25日