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2017年9月8日  
 

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日本で活動する中國人作家?莫邦富「日本人は世界を見ようとしない」

人民網(wǎng)日本語版 2017年07月21日16:42

日本で活動する中國人作家?莫邦富(モー?バンフ)さんの中國語作品「鯛與羊(鯛と羊)」がこのほど刊行された。そこで今回、莫さんを取材し、中日文化交流の現(xiàn)狀などについて聞いた。新華網(wǎng)が報じた。

Q:莫さんは日本で30年余り活動しているが、今の日本人は、全體的に見て中國にどのような見方を持っていると感じるか?30年で、そのような見方に変化はあるか?その原因とは?

莫さん:31年にわたる日本での経験を振り返ると、日本の中國に対する全體的な見方は変化していると思う。例えば、約20年前、私は日本で北京の白菜について書かれた本を見かけた。冬に白菜を保存するという習(xí)慣から、當(dāng)時の中國の一般市民の生活を論じ、中國経済の分析を展開させていた。私は當(dāng)時とても驚いた。日本人は、「蟲眼鏡」を持って中國を見ており、小さなことから視野を広げ、深く分析するその能力には感服させられた。

しかし、20年後、変化が起きていることに気付いた。ある時、たくさんの友人を連れて、日本の街中にある旅行社に行き、旅行パンフレットを見ていた。パンフレットはバラエティに富んでいたものの、中國大陸部の情報だけなく、中國大陸部の旅行パンフレットは1冊もなかった。そして、そのような店は1軒だけでなく、ほとんど全ての旅行社に中國に関する情報がなかった。つまり、20年前の日本は、「蟲眼鏡」を持って中國を見ていたと言うなら、今の日本は中國を「見たくない」、「見るのを拒む」という狀態(tài)だ。

初めのころは、中國経済の総量が日本を追い抜き、日本には心理的に適応するための時間、なじむための期間が必要なのだと思っていた。しかし、後になって、目をそらして強(qiáng)國を見ないという日本の心理は、中國にだけでなく、歐州、米國に対しても同じであることに気付いた。日本の若者の多くは海外に行くことを好まず、行く勇気もない。日本人が今最も好んで行くのはタイなどの東南アジア諸國や臺灣地區(qū)だろう。その理由は、それらの場所では尊敬の眼差しで見てもらうことができ、優(yōu)越感に浸ることができるからだ。

もう一つ深刻な問題がある。それは、日本人の學(xué)習(xí)意欲が大幅に低下している點(diǎn)だ。例えば、私が日本に來て18年になる間は、日本のメディアによく、「外國人という客観的な立場から日本を見て、日本の社會にはどんな問題が存在していると感じるか?改善すべきどんな點(diǎn)があるか?」と聞かれた。また、「差別されたり、いやな思いをしたりしたことはないか?」と誘導(dǎo)尋問された。しかし、今は変わり、日本メディアが聞くことと言えば、「日本のどこがいいと思うか?」、「日本が他の國に勝っているのはどんなところか?」などで、日本に対する批判的な意見や提案を聞くことを嫌う。私は日本に長く住んでいるため、日本に対する認(rèn)識や理解も深まり、広くなった。それなのに、日本メディアから日本が改善すべき點(diǎn)を聞かれることはなくなった。日本メディアが好むのは、自分たちにとって有利なことを言ってくれる人だけだ。だから、日本の學(xué)習(xí)意欲は衰退してしまったと感じる。盲目的な自己満足感が、日本人の目をふさいでしまっている。

中國が改革開放(1978年)を?qū)g施し、経済が急速に発展し、通信手段もどんどん豊富になるにつれ、中日両國の間では、情報収集の面で逆転現(xiàn)象が起きている。現(xiàn)在、日本に來る中國人が増加しており、日本の動向に注目し、日本の情報を深く発掘する人も増加している。日本は、中國において、テーブルの上に並べられて深く研究される対象國となっている。


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