中國(guó)外交部（外務(wù)省）は2日、文書(shū)「インド國(guó)境部隊(duì)がシッキム地域の中印國(guó)境を越えて中國(guó)領(lǐng)土に進(jìn)入した事実と中國(guó)の立場(chǎng)」を公式ウェブサイト上に掲載した。文書(shū)は事実を明確にし、確かな根拠と節(jié)度のあるものだ。數(shù)日前の7月24日、王毅外交部長(zhǎng)（外相）は記者の取材に、中印対峙事件について、簡(jiǎn)潔にして重みのある権威ある発言をした。（文：賈秀東?本紙?zhí)丶s論説員、中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究院特別招聘研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

これらの文書(shū)と発言には2つの意図がある。第1に、現(xiàn)在の事態(tài)の根本的原因はインド國(guó)境部隊(duì)が不法に越境して中國(guó)域內(nèi)に進(jìn)入したことであると強(qiáng)調(diào)する。第2に、対峙事件解決の道が、インド側(cè)が越境部隊(duì)を境界線のインド側(cè)に無(wú)條件で即時(shí)引き揚(yáng)げることであると指摘する。

ドクラム対峙事件発生後、インド政府とメディアは様々な論調(diào)をまき散らして、國(guó)境部隊(duì)の不法越境行為について弁解した。メディアが「中國(guó)側(cè)がインド領(lǐng)に侵入」と言い立てると、高官は「インド領(lǐng)への侵入はない」と言い方を変えたが、ドクラム地區(qū)を中國(guó)?ブータンの係爭(zhēng)地域として描寫(xiě)したうえ、中國(guó)によるドクラム地區(qū)での道路建設(shè)に「安全保障上の懸念がある」と言い立てた。

インド側(cè)の論調(diào)は現(xiàn)地、歴史、法理、道義のいずれにおいても成り立たない。インド國(guó)境部隊(duì)の不法越境の事実は明らかだ。中國(guó)外交部報(bào)道官は記者會(huì)見(jiàn)で、インド軍がシッキム地域の中印國(guó)境を越えて中國(guó)領(lǐng)土に進(jìn)入した寫(xiě)真を示し、インドの兵士と車(chē)両が境界線を越えて中國(guó)域內(nèi)に入ったことをはっきりと示した。シッキム地域の中印國(guó)境は1890年の「シッキム及びチベットに関する中英間の條約」により畫(huà)定した。この條約は中印両國(guó)共に継承しており、インドの歴代政権はこれを數(shù)度書(shū)面で確認(rèn)した。インド側(cè)の最近の聲明はこの條約に言及せず、詭弁を弄してすらいる。

どの次元で見(jiàn)ても、ドクラム地區(qū)は中印係爭(zhēng)地區(qū)ではなく、インド國(guó)境部隊(duì)は雙方共に承認(rèn)したシッキム地域の國(guó)境線を越えた。これは、これまでの雙方の國(guó)境部隊(duì)による國(guó)境未畫(huà)定地域での摩擦とは本質(zhì)的に異なる。