北海道札幌市で、モバイクに試乗する地元の大學(xué)生（8月22日、撮影?華義）

シンガポールのリー?シェンロン首相はこのほど、2017年の獨(dú)立記念集會(huì)演説（National Day Rally）で、「シンガポールのリム?スウィーセイ人的資源相が數(shù)年前に上海で栗を買おうと會(huì)計(jì)に並んだ際、中國人は現(xiàn)金を一切払わず、スマホを操作しただけで栗を買っていってしまった。我々は完全に出遅れている」と話し、シンガポールが中國の一部のスマート都市と比べ、遅れを取っていると力説した。新華網(wǎng)が伝えた。

シンガポールでのモバイル決済の発展を推進(jìn)させるため、シンガポール政府はこのほど、2025年までにスマート國家の実現(xiàn)を目指す10年計(jì)畫を発表。モバイル決済計(jì)畫もまたシンガポール政府が全國への普及を推し進(jìn)めているスマート技術(shù)の五大戦略國家プロジェクトの一つとなっている。

數(shù)年前、上海で見られるようになったモバイルによる決済シーンは確かに、今では中國のどの都市の街中でも見かけることができるようになっている。リー?シェンロン首相は中國の電子決済を手本にすることを明らかにしており、これはこれまでの役柄が全く逆転する形となっている。なぜならこれまで20年余りもの間、シンガポールは中國の手本となる國であったが、現(xiàn)在では中國のモバイル決済を手本としており、両國の「一方を手本とする」局面に変化が生じている。

この変化の背景にあるのは、中國のモバイル決済が世界のトップを走っているという事実だ。ある海外メディアは先ごろ、「世界で初めて紙幣を発明した中國が、世界で初めて現(xiàn)金の使用を停止した國になる」と報(bào)じた。ドイツの商業(yè)経済紙「ハンデルスブラット」は、「未來型決済を?qū)毪筏繒r(shí)代の到來」と題した記事で、「他國がいまだ現(xiàn)金の使用の賛否について討論している中で、中國の珠江デルタのほとんどの地域では、現(xiàn)金使用の停止がすでに現(xiàn)実のものとなっている」とした。

中國の都市のほとんどで、消費(fèi)のツールとして現(xiàn)金が使われておらず、モバイル決済が広まり、野菜売りのおばさんですら、その釣銭箱の代わりにQRコードを用いるようになってきている。モバイル決済は中國人の生活スタイルを変えただけでなく、世界に向けて中國のスマート技術(shù)の存在をアピールし、中國の「技術(shù)輸出擔(dān)當(dāng)」とも言える存在になりつつある。