中秋節(jié)(舊暦8月15日、今年は10月4日)までまだ2ヶ月近くもあるにもかかわらず、中秋節(jié)の食べ物の主役である月餅の市場シェア爭奪戦が早くもスタートしている。今年の月餅市場で最も人々の関心を集めているのは、法外な価格や豪華な包裝ではなく、「麻辣牛肉絲(牛肉細(xì)切りのピリ辛炒め)」や「ドリアン」、「車エビ」、「チーズ」などを餡にした月餅だ。これらの「奇抜な」味の月餅の売上はまあまあといったところで、伝統(tǒng)的な味の月餅を好む市民のほうが多いようだ。北京晨報が伝えた。
複數(shù)の大型スーパーの店員は、「數(shù)日前から、贈答用の月餅を買いに來る客がぐんと増えている。企業(yè)や団體がまとめて購入するケースが多く、それらはほとんど贈答用の詰め合わせで、個人客が買っていくのはバラ売りの月餅が多い」と話す。今年販売されている月餅は、「小豆」や「ハスの実」、「ナツメ」、「五仁(5種類のナッツ)」などを餡にした伝統(tǒng)的な月餅が中心だが、「奇抜」路線の月餅も目につく。これらの「奇抜」な味の月餅には、「麻辣牛肉絲(牛肉細(xì)切りのピリ辛炒め)」、「ドリアン」、「車エビ」、「チーズ」などを餡として用いている。このほかにも、「チーズとカスタードクリーム」、「ドリアンとチーズ」、「塩漬け卵黃」、「とろとろクリーム」、「燕の巣」、「チーズ」、「カスタードクリーム」などを餡にした香港風(fēng)の月餅も人気が高い。
しかし、販売員は、「現(xiàn)在の販売狀況をみるかぎり、伝統(tǒng)的な味の月餅の人気がやはり高い。特に、卵黃とハスの実や小豆の餡の月餅の人気は抜群で、老舗ブランドの売れ行きが好調(diào)だ」と話す。
また、微博(ウェイボー)上で評判になっている「ネット人気月餅」も、すでに売上を伸ばし始めている。例えば、上海の「ザリガニ月餅」や「蟹ミソと豚肉月餅」は、北京では購入できる店がないため、一部オンラインショップでのみ入手可能となっている。このようなオンラインショップで販売されている月餅の単価は30-60元(約490-980円)となっているが、「ネット人気月餅」を注文する人はそれほど多くはなく、売れている店はごく一部だ。ユーザーの評価も、「試しに買ってみた」や「やはり伝統(tǒng)的な味の月餅の方が美味しい」というものが多いようだ。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月28日
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