重慶火鍋(ピリ辛鍋料理)、重慶小麺(ピリ辛素麺)、重慶豌豆麺(えんどう豆入りピリ辛麺)。英ロンドンで開かれた「第3回英國(guó)中國(guó)グルメフェスティバル」の會(huì)場(chǎng)で、重慶の各種グルメが大人気となった。重慶晨報(bào)が伝えた。
重慶の無形文化遺産「南泉豌豆麺」の伝承人である舒家華さんが15日夜、英國(guó)から重慶に戻り、重慶グルメをめぐる英國(guó)でのエピソードを記者に紹介した。
70年以上の歴史を誇る南泉豌豆麺は、重慶無形文化遺産であり、重慶きっての老舗である。だが、南泉豌豆麺が海外に出品されたのは、意外にも今回が初めてだった。
麺づくりのための食材の多くが、海外に持ち出せないため、舒家華さんは1週間以上前から現(xiàn)地入りしたという?!袱饯螘r(shí)、重慶から持ち出せたのは、辣椒面(唐辛子粉)と花椒面(カショウ粉)だけだった。その他の食材は全て、現(xiàn)地で調(diào)達(dá)しなければならなかった。だが、ロンドンに到著してから、食材の調(diào)達(dá)が難しいことに気付いただけでなく、さらに、思わず笑ってしまうような様々な騒ぎが起こった」と舒さん。
舒さんは以下のように続けた。
「現(xiàn)地の中國(guó)料理の調(diào)理師が、ロンドンには『芽野菜』があることを教えてくれた。だが、彼らの言う『芽野菜』とは、もやしのことだった。粉を作るのに必要な調(diào)味料を揃えるために、私はロンドンのありとあらゆるスーパーを走り回った」。
「エンドウ豆と麺も大変重要なポイントだった。ロンドンで十?dāng)?shù)種類のエンドウ豆と十種類の麺を選び、數(shù)十回試してみた。ついに、グルメフェスティバル開幕の前日に、ようやく本格的な『重慶豌豆麺』を作ることに成功した」。
中國(guó)グルメフェスティバルが9月8日から10日までの3日間、ロンドンブリッジのたもとで開催され、4萬人以上の観光客が詰めかけた。
グルメフェスティバルの會(huì)場(chǎng)の舒さんの屋臺(tái)では、「重慶小麺」、「豌豆麺」、そして舒さんオリジナルの「三分天下麺」という3種類の重慶特産麺が売り出された。3日間の會(huì)期中、屋臺(tái)の前には常に長(zhǎng)蛇の列ができ、一杯の重慶麺を食べるために約2時(shí)間並んだ人もいたという。
「多くの英國(guó)の人々が、3日間続けて私の屋臺(tái)を訪れ、列に並んでくれたうえ、友人にも薦めてくれた。重慶麺が英國(guó)でこれほど歓迎されたことに、大きな喜びと感動(dòng)を覚えた。また、辛い料理が好きな英國(guó)人が多いことは意外だった。最初は、彼らのために唐辛子の分量を少なめにしていたが、一口食べて、もっと辛味を加えて欲しいと言われて驚いた」と舒さんは振り返った。
舒さんは、英國(guó)の人々に重慶の味をより多く試してもらおうと、「老蔭茶」を重慶から持ち込み、會(huì)場(chǎng)で大きな壺一杯にお茶を淹れ、來場(chǎng)者に無料でふるまった。ロンドンに留學(xué)中の黃睿さんは、「重慶麺を一口食べ、重慶茶を一口飲む。これこそが故郷の味だ。ロンドンで重慶のグルメを堪能でき、まるで里帰りしたような幸せな気分に包まれた」と話した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年9月18日
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