中國(guó)を起源とする二十四節(jié)気は、日本に受け継がれてきた。日本には、二十四節(jié)気以外にも八十八夜?土用?入梅などの「雑節(jié)」と総稱される暦日がある。(文:孫秀萍。環(huán)球時(shí)報(bào)掲載)
「八十八夜」は、立春から數(shù)えて88日目の日を指し、この日に摘み取ったお茶は高級(jí)品で、日本の民間では、このお茶を飲むと長(zhǎng)生きすると伝えられている。
「土用」とは、「四立(立夏、立秋、立冬、立春)」前の18日間を指す。日本人は、夏の「土用の丑の日」にウナギを食べる風(fēng)習(xí)がある。「土用の丑の日」とは、土用の期間のうち12日周期で割り當(dāng)てられている十二支が「丑の日」に當(dāng)たる日を指す。このような風(fēng)習(xí)から、夏の「土用の丑の日」が近づくと、各スーパーは特別に看板を掲げ、買い物客に「ウナギを食べましょう」と注意を促す。日本の夏は暑く厳しいため、日本人はスタミナ満點(diǎn)のウナギを食べて夏の暑さや不快さを乗り切ろうと考えている。
「半夏生(はんげしょう)とは、中薬の半夏生(日本名:片白草)が芽吹く頃を指す。古くは、夏至の日から數(shù)えて11日目を「半夏生」と呼んでいた。農(nóng)家では、田植えが終わる時(shí)期だ。この日から5日間は農(nóng)作業(yè)を休む習(xí)慣が殘っている地域もある。
「二百十日」は、立春の日から210日目だ。この頃は、天気が変わりやすく、臺(tái)風(fēng)もたびたびやって來(lái)るため、農(nóng)家では「厄日」とも呼ばれている。特別に何かをするという風(fēng)習(xí)はないが、農(nóng)民に臺(tái)風(fēng)への備えを怠らないよう注意を促す日となっている。「入梅」は、梅雨の到來(lái)を意味する暦日で、農(nóng)民はこの日に田植えの日取りを決める。
日本人は、節(jié)気に対して敏感であり、そのために天気予報(bào)にも注意を払う。日本で気象予報(bào)士になるには、誰(shuí)もが受験資格を持ち、身分?性別?年齢などの制限は一切設(shè)けられていない。獨(dú)學(xué)で國(guó)家試験に合格すれば、「気象予報(bào)士」の資格が取得できる。「北海道新聞」の報(bào)道によると、今年8月に行われた試験では、11歳の小學(xué)生が見(jiàn)事合格し、國(guó)內(nèi)最年少の「気象予報(bào)士」が誕生した。この試験は2962人が受験したが、合格したのはわずか145人だった。日本の書(shū)店では、さまざまな関連の受験參考書(shū)が販売されている。
現(xiàn)在、日本には9856人の「気象予報(bào)士」がいて、うち76%は正規(guī)の仕事に就いており、そのうち31%は気象関連業(yè)務(wù)に従事している。テレビの天気予報(bào)キャスター(お天気キャスター)になるにも、「気象予報(bào)士」の資格が必要だ。お天気キャスター予備校を運(yùn)営する會(huì)社もあり、テレビ局のお天気キャスターを選出する?yún)椄瘠蕦彇摔撕细瘠扦毪瑜?、生徒を指?dǎo)している。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年10月13日
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