オンライン求人サイト「智聯(lián)招聘（Zhaopin.com）」がこのほど発表した報告書「2017年秋季中國雇用主需要とホワイトカラー人材供給報告」によると、9月末の時點で、2017年秋季シーズンの全國人材需給競爭指數(shù)（需給競爭指數(shù)＝受理された応募の履歴書數(shù)÷公開された募集ポスト數(shù)）は30.4だった。この數(shù)値は、全國平均で30.4人の求職者が1つのポストを爭ったことを示している。経済參考報が伝えた。

統(tǒng)計データによると、今四半期、全國主要37都市における求人募集の平均給與額は7599元（1元は約17.1円）と回復し、前四半期比で3％上昇した。マクロ経済の視點から見ると、多くの機関の予測では、発表間近である第3四半期GDP成長率が6.8％前後になり、予想以上に好転するとされている。マクロ経済がだんだんと回復傾向にあることが、就業(yè)市場にも信頼感が生まれ、給與の増加を後押しする結(jié)果となった。北京の平均給與レベルは全國トップの座を維持しており、9900元に達した。そのあとには、上海（9365元）と深セン（8666元）が続いた。

中國で人口ボーナス期から人口オーナス期への転換が次第に顕著になるにつれ、また、多くの地域でローエンド産業(yè)の淘汰?アップグレードが進むにつれ、各企業(yè)は、労働集約型産業(yè)に攜わる労働者のポストを、次第に內(nèi)陸部の四?五線都市に移す傾向がある。新一線都市は、人材誘致と人材保留のために、給與額や補助金の分野で、政策面への資金投入を大量に行い、これらの都市の平均給與レベルを引き上げた。このような情勢もまた、今四半期、求人募集の全國平均給與額が前四半期よりアップした原因の一つとなった。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月26日