中國國家郵政局の統(tǒng)計によると、昨年、中國の宅配取り扱い量は312億件を超えた。これは、國民一人當(dāng)たり約23件の計算だ。2015年、中國では、段ボール99億2200萬ケース、テープ169億8500萬メートル、ビニール袋82億6800枚が消費(fèi)された。うち、テープの長さは、赤道を425周する長さに匹敵する。また、段ボール1つが0.2キロとすると、宅配により400萬トン以上のゴミが発生している計算になる。それらの數(shù)字は膨大で、資源の浪費(fèi)になっているだけでなく、環(huán)境破壊にもつながっており、企業(yè)、ネット通販業(yè)者、消費(fèi)者の支出負(fù)擔(dān)も大きくなっている。法制日報が報じた。

その點を考慮して、近年、各方面が狀況改善に向けて積極的な行動を見せているのも事実だ。ダブル11（11月11日のネット通販イベント）を目前に控え、ネット通販業(yè)者は、シェアケースやビニール袋の再利用、生分解性のビニール袋などを採用し、環(huán)境にやさしい物流を目指している。中でも、目玉となっているのが「シェアケース」だ。

「シェアケース」は、四角形のプラスチックケースで、顧客が荷物を受け取った後、宅配員がそれを折りたたんで倉庫に持ち帰るというように、何度も利用することができる。公式統(tǒng)計によると、シェアケースのコストは1個當(dāng)たり25元（約425円）で、1週間に平均6回使用することができる。そして、1000回以上使うことができ、1回當(dāng)たりのコストは0.025元（0.425円）となる。従來の段ボール箱と比べると、そのコストは數(shù)十分の1、場合によっては100分の1以上になる。また、シェアケースも常に改良が加えられ、スタンダードタイプと持ち運(yùn)びに便利な折り畳みタイプのほか、新型材質(zhì)を採用した、もっと便利で、環(huán)境にやさしく、耐久性が高いシェアケースの研究開発も進(jìn)められている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月26日