河北省承徳市平泉県平泉鎮(zhèn)で二人っ子証明書の手続きを行っている村民(2015年11月7日、撮影?王暁)。 |
中國人で數(shù)千年続いてきた、子供が夫側(cè)の姓を名乗るという文化に今、変化が起きている。參考消息網(wǎng)がシンガポールの華字紙「聯(lián)合早報」のサイトの報道を引用して報じた。
曹子烋くん(10)と楊子澄くん(1)は兄弟。名前だけを見ると、異父兄弟、または親が離婚したと思うかもしれないが、実際には父親も母親も同じで、両親が離婚したわけでもない実の兄弟だ。
母親の楊楊さん(36)は取材に対して、「私も夫も一人っ子で、2人目が生まれた時に、夫が『子供を産むというのは女性にとってとてもたいへんなこと。二人目は君の姓を名乗れば、公平で、君の両親も喜んでくれるだろう』と言ってくれた」と説明した。
また、「父親とおじさん二人の子供も女の子。二人目は私の苗字で、男の子でもあるため、楊という苗字を殘すことができ、父親が一番喜んでいる」とした。
しかし、子供が母親の姓を名乗るというのは、どの夫婦にとっても最善策となっているわけではない。
調(diào)査では、多くの男性が、「子供が母親の姓を名乗るということは女性側(cè)の家が強いということ。男性は『婿養(yǎng)子』として見られてしまい、その立場も弱くなる」との見方を示した。
楊楊さんも、「兄弟の苗字が違うと、両親が離婚したと思われるので、舅と姑も當(dāng)初は反対していた。また、下の息子が學(xué)校に通い始めると、笑われるのではないかと心配していた」と話した。
中國社會科學(xué)院社會學(xué)所の研究員?李銀河氏は、「子供に母親の姓を名乗らせる夫婦が増えているということは、中國社會で女性の地位が向上し、男女平等が進んでいることを示している。中國の伝統(tǒng)は父親の苗字を受け継ぐ典型的な男権社會。結(jié)婚後は女性が男性の家に『嫁ぐ』。しかし、現(xiàn)在では、社會の観念は変わり、新規(guī)居住婚が増え、結(jié)婚後に夫と妻が雙方の親から獨立して、まったく新たな居所を定め、その地位は一層平等になっている」と分析している。
そして、「二人っ子政策が全面的に実施され、子供二人に別々の苗字をつける夫婦が少しずつ増加するだろう」と予測している。
冒頭の曹さんの息子二人のケースから見て、別々の姓を名乗っても特に問題はなく、社會の好奇の目にさらされることもないようだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月15日
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