國際連合教育科學文化機関(ユネスコ)のサイトによると、中國が世界遺産への登録を申請していた甲骨文字がこのほど、「世界の記憶」(國際登録)事業(yè)の國際諮問委員會(IAC)による審査を通過し、「世界記憶遺産」に登録された。教育部(?。─违单ぅ趣鳏椁摔筏郡趣浦袊侣劸Wが伝えた。
「世界記憶遺産」はユネスコの中心的プロジェクトで、1997年にスタートし、老朽化、破損、消失が進む文獻記録を世界規(guī)模で救済することが狙いだ。保護と利用を強化し、文獻遺産とその重要性に対する世界の認識を高めることも目指す。審査は2年に1回行われ、中國は前回の2015年に「南京大虐殺文書」を申請し、登録された。
甲骨文字は中國の河南省安陽市の殷墟遺跡で発見された最古の文獻記録で、およそ3千年前の商時代後期に占いや祈りに用いられたものだ。甲骨文字の流れを受け継いで発展した現(xiàn)在の漢字があることから、中華文明の発展は途切れることなく現(xiàn)代まで続いている。甲骨文字は中國の悠久の輝かしい文明史と古い時代の國家や社會の形態(tài)を考える際に、かけがえのない、當時の様子をありのままに伝える資料を提供してくれる。甲骨文字は中華民族の貴重な文化遺産であるだけでなく、人類共通の精神的な寶物だといえる。
甲骨文字が「世界記憶遺産」に登録されたことは、甲骨文字の重要な文化的価値と歴史的意義を世界が高く評価したことを示しており、國際社會が甲骨文字や広大で深淵な中國の優(yōu)れた伝統(tǒng)文化を理解し、認識する上で重要な推進役を果たすことになる。また中華民族の誇りを高め、文化への自信を深める上でも重要な促進役を果たすことになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月25日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn