工業(yè)廃水を如何に効率よく処理するか、これは世界中が注目し、研究している難題だ。21日、中國(guó)が獨(dú)自に開(kāi)発した電子線照射による工業(yè)廃水処理技術(shù)が中國(guó)原子力産業(yè)協(xié)會(huì)によるテクノロジー成果鑑定を通過(guò)した。これは中國(guó)が原子力技術(shù)を利用した工業(yè)廃水処理分野において新たな進(jìn)展を?qū)g現(xiàn)し、世界のトップレベルに達(dá)したことを意味している。
電子線照射による工業(yè)廃水処理技術(shù)は、高圧電場(chǎng)を利用して加速させた電子線を汚水に照射することで、汚水中で分解?生成されたオキシダントと水中の汚染物、細(xì)菌などが相互作用を起こし、酸化分解と消毒の役割を果たす。同技術(shù)は、原子力技術(shù)の範(fàn)疇となっており、國(guó)際原子力機(jī)関から21世紀(jì)の原子力の平和利用における主要研究項(xiàng)目とみなされている。
中國(guó)科學(xué)院院士9人を含む専門(mén)家チームによる鑑定で、中國(guó)の電子線による工業(yè)廃水処理技術(shù)の専用設(shè)備が、これまでの工業(yè)廃水処理の技術(shù)的なボトルネックを取り除くこととなったと評(píng)価された。
同技術(shù)が実用化された暁には、染色、造紙、化學(xué)工業(yè)、製薬といった業(yè)界や工業(yè)パークにおける廃水処理などに広く応用することができ、中國(guó)における工業(yè)廃水処理レベルを大幅にアップできると見(jiàn)られている。今年3月に中國(guó)初の電子線照射による工業(yè)廃水処理プロジェクトが、浙江省金華市で竣工し、約半年間にわたり運(yùn)用した結(jié)果、直接の排出が可能な水準(zhǔn)まで改善され、優(yōu)れた経済効果を生んでいる。これまでの技術(shù)と比べ、汚水処理1トンあたり1.4元(約24円)の節(jié)約を?qū)g現(xiàn)でき、1日あたり1萬(wàn)トンの汚水を処理した場(chǎng)合、年間で約500萬(wàn)元(約8500萬(wàn)円)を節(jié)約できる。(編集TK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年11月25日
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