ネイチャー誌は17日、今年1年で科學に重要な影響を與えた「今年の10人」を選出し、中國からは物理學者の潘建偉氏が選ばれた。また、重力波観測施設(shè)「VIRGO」の天文學者マリカ?ブランケージ氏らが選ばれた。ネイチャーの編集者は、「量子通信やゲノム編集、潛在的な核の危機、米國の環(huán)境保護政策の後退など、これら選出された10人が2017年の科學の成果と挫折をもの語っている」とした??萍既請螭瑏护à?。
ネイチャーは入選者全員を記事で紹介。そのなかで「量子の父」(FATHER OF QUANTUM)と題した潘氏に関する記事では「彼は中國で、量子の父と呼ばれている。潘氏はその呼び名にふさわしい人物だ。潘氏に率いられ、中國は遠距離量子通信技術(shù)におけるリーダー的國家となった」と紹介された。
潘氏が率いる世界初の量子科學実験衛(wèi)星「墨子號」のチームは今年6月、1000キロ級の衛(wèi)星?地球雙方向量子もつれ配送を?qū)g現(xiàn)し、世界で長年維持されてきた100キロ級の記録を打破した。関連成果はサイエンス誌に掲載された。それから約1ヶ月後、同チームは再び世界で初めて1000キロ級の衛(wèi)星?地球雙方向量子通信を?qū)g現(xiàn)した。関連成果はネイチャー(電子版)に掲載された。
これにより、潘氏のチームは墨子號の3大科學目標を、計畫よりも前倒しで達成した。中國科學院の白春禮院長は當時、「墨子號の一連の成果が國際的に大変な評判となっている。中國の量子通信分野の研究が、世界を全面的にリードする有利な地位を占めていることが分かる」と評価した。
同誌はさらに、米メリーランド大學の量子物理學者であるChristopher Monroe氏の、「潘氏が優(yōu)秀なのは、重要な問題を見つけ出し、果敢に取り組めるからだ。彼のいる中國は幸せだ(China is very lucky to have him)」という潘氏に対する評価を掲載した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年12月19日
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