▽日本人より現(xiàn)地に詳しい中國人観光客
「日本経済新聞」の22日付報道によれば、日本を訪れる中國人観光客が數(shù)年前から大幅に増加している。初めの頃は數(shù)十萬円もするブランドジュエリーや大量の家電製品の「爆買い」が注目を集めたが、ここ數(shù)年は買い物熱は低下して、観光客はより魅力的な観光地を求めるという具合に変わってきているという。
「毎日新聞」の21日付報道では、中國人は日本情緒が感じられて、しかも団體ツアーでは行けないような場所を求めているとした。日本最大の旅行會社JTBによると、春節(jié)連休には北海道で流氷砕氷観光船に乗って流氷を眺める中國人観光客が昨年の2倍に増え、江戸時代の雰囲気が殘る川越の散歩も人気がある。「爆買い」が沈靜化するとともに、戀人や家族と一緒に日本で旅行の楽しみを味わう人がどんどん増えている。こうした人々は溫泉へ行ったり、地方のグルメを味わったりはするが、ブランド店には足を向けない?!溉毡茎匹欹印工螆蟮坤扦?、中國人の目下のトレンドは「體験の消費」で、日本人と同じように正月の餅つきをしたり、雪で遊んだりするのが人気だ。場合によっては日本人よりも現(xiàn)地のことをよく知っていたりする。
▽消費が多様に実用的に
スイスの経済紙が21日に伝えたところによると、世界には中國人観光客ほど歐州経済に重要な影響を及ぼす観光客を擁する國はない。中國人観光客は歐州の多くの國にとって最も高い購買力をもった外國人観光客クラスターだ。ただ中國人消費者は要求がますます厳しくなり、他の分野にもこれまでより目を向けるようになったのでうかうかしてはいられないという。
ドイツ2位の日用品チェーン店ロスマンのベルリン支店のマネージャーの話によると、「今年の春節(jié)にうちの店に買い物に來た中國人観光客は昨年の2~3倍に増えた。(ドラッグストアの)DMや(スーパーの)アルディといった低価格商品を扱う店で買い物する中國人観光客もますます増えている。中國人消費者は支付寶(アリペイ)の利用などで割引きや優(yōu)待といったサービスを利用することができ、割引率は5~30%、対象はショッピング、レストランだけでなく、名所舊跡の観光などにも広がる。
ドイツの経済紙によれば、中國の中産階級がますます多勢を占め、歐州旅行をする層にも変化が生じ、女性旅行者と家族旅行が主流になりつつある。このことが中國人消費者の歐州における消費に影響を與え、消費をより実用的なものにしているという。
ドイツのケルン大學(xué)のロドフ氏(経済學(xué))は、「中國人消費者の消費行動がより理性的になった。これは一つには中國人観光客がより多様化したからだ。特に中高年の消費者は商品のコストパフォーマンスをより重視するし、ぜいたく品のほとんどが中國でも買えるようになったこともある。次に中國人消費者が今、歐州に行くのは単にショッピングが目的ではなく、文化の體験といった方面にお金をより多く使いたいと考えるようになったからだ」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年2月26日
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