米コカ?コーラはこのほど、収益拡大を目指して、日本で急成長を続けている缶酎ハイの商品を発売することを明らかにした。コカ?コーラグループが缶酎ハイを発売するのは125年の歴史の中でも初めてだ。経済參考報が「金融時報」の報道を引用して報じた。
昨年末、米銀行のウェルズ?ファーゴのアナリストが、「コカ?コーラはアルコール飲料に進出する可能性がある」との推測を述べていた。當時、コカ?コーラのジェームズ?クインシー最高経営責任者(CEO)は、それを否定することはなかったものの、具體的な新商品の內容や時期については明確にしなかった。そして、今年2月、コカ?コーラは公式サイトに、日本コカ?コーラのホルヘ?ガルドゥーニョ社長のインタビュー內容を掲載し、アルコール商品発売を間接的に認めた形となった。
公式サイトに掲載されているインタビューの內容によると、ガルドゥーニョ社長は今年、缶酎ハイを実験的に発売することを明らかにした。缶酎ハイ市場が活発な日本だけで発売するという。
酎ハイは、蒸留酒をソフトドリンクで割った低アルコール飲料で、數(shù)百種類の味があり、焼酎ベースのものが多い。焼酎とは、ウォッカに似た蒸留酒で、蒸した芋、米、麥、黒糖などを発酵させて作られる。その焼酎をベースとした缶酎ハイは、日本市場で10年連続で成長を遂げ、昨年だけでも1億8300萬ケース(24缶入り)が売れた。1缶(350ml)の値段は200円以內のものが多い。大手アルコール飲料メーカー?サントリーの酎ハイの売り上げは2013年から5-25%のペースで増加し、酎ハイのベースとなる焼酎の売り上げも現(xiàn)在、11年と比べて40%も増加した。
酎ハイのアルコール度は3-8%で、低アルコールであることから「ビール」のライバルともなっている。キリンやアサヒ、サントリーなどの大手アルコール飲料メーカーがさまざまな新商品を打ち出し、酎ハイの人気も高まる一方となっている。その味は、ヨーグルト、チェリー、レモンなど、バラエティーに富んでおり、女性にも大人気だ。
ガルドゥーニョ社長はインタビューに対して、「同市場に參入する計畫には意味がある。これはコア事業(yè)以外での機會をどう模索し続けていくかを示す一例だ。當社は常に、アルコール飲料以外の商品に全面的に重點を置いてきた。これは控えめな実験だ」とし、「他の地域の消費者が同様の新商品を見ることはないだろう」と日本限定での発売になるとしている。
クインシーCEOは先月、「當社は17年、新商品を500種類以上打ち出した。當社は現(xiàn)在、世界各地の食材を使った味を採用するなど、コカ?コーラの革新を進め、新商品を非常に斬新なものにしている」と語った。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月9日
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