北京で22日に開催された第19回中國國際模型博覧會で、多くの來場者が小型炊飯器のような形をしたドローンに注目した。これは中國航天科工集団が開発した中國初の民間用小型ダクトファンドローンとなる。科技日報が伝えた。
このドローンはぽっちゃりした子供の體型ように、大きな頭に細(xì)い首、丸々とした體という獨特な外観をしている。高さは約20センチ、重さは250グラムほどで、手のひらに乗るサイズだ。中國航天科工集団第二研究院第二総體設(shè)計部高級エンジニア、「天空工場」ドローンチーム責(zé)任者の何宇氏は「同製品は特に狹い空間での垂直離著陸、往復(fù)、急旋回と、関連作業(yè)の展開に適している。飛行の安全性と稼働効率が高く、さらにコンパクトで機動性が優(yōu)れているといった長所がある。地上や人間のすぐ近くを安全に飛行することが可能」と述べた。
ダクトとは気流が通る道のことで、空気抵抗を弱め、気流放出を安定させる力を持つ。同チーム構(gòu)造エンジニアの趙天龍氏は、「現(xiàn)在のドローン市場で主流になっている小型4軸?6軸ドローンと異なり、同製品はダクトファンを中心構(gòu)造及び動力システムとしている。ロケットに似た飛行原理を採用し、ダクト內(nèi)と後部のガイドプレート及び舵面によってドローンの姿勢の安定制御を?qū)g現(xiàn)する。動力効率は従來のドローンを30%上回る」と話した。また同製品の回転翼はダクト內(nèi)側(cè)に隠されているため、ユーザーが使用する際に翼に觸れて怪我をするといった事故を防止できる。その表面は柔らかく弾力性の高い発泡材料で包まれているため、衝突や落下で壊れにくくなっている。
何氏によると、このドローンは捜索救助や複雑かつ狹い環(huán)境の飛行偵察、室內(nèi)警備、科學(xué)研究?教育、娯楽?ショーなどに用いることができる。また同チームはユーザーの需要に基づき、外観をカスタマイズできるという。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月23日
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