北京市公安局公安交通管理局はこのほど、「自動(dòng)車が無制限にクラクションを鳴らす違法行為に対する取り締まりをさらに強(qiáng)化する目的で、全市規(guī)模で『集音による監(jiān)視カメラ』20臺(tái)を?qū)?、クラクションの違法使用を行う車両を撮影する」と発表した。違反者には100元（約1700円）の罰金が科せられる。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

むやみにクラクションを鳴らす行為は、耳で聞こえても目に見えないことから、交通警察官が現(xiàn)場(chǎng)で違法行為を捉えて調(diào)査?処分する以外に取り締まる方法がなかった。たとえ怪しいと思われる運(yùn)転手の目途がついても、本人が認(rèn)めない場(chǎng)合は、決め手となる証拠に欠けるため、調(diào)査処分することは極めて難しかった。このような狀況は、これまで交通警察が路上で法執(zhí)行を行う上での難題となっていた。今回、北京市が全市規(guī)模で「集音による監(jiān)視カメラ」システム20臺(tái)を?qū)毪筏郡长趣?、交通管理部門がこの種の違法行為を取り締まる上での強(qiáng)力なサポートとなるとみられている。

「集音による監(jiān)視カメラ」システムは、音聲収集設(shè)備やハイビジョンビデオカメラ、データ収集レコーダー、音源自動(dòng)認(rèn)識(shí)システム、LED電子スクリーンなどで構(gòu)成されている。車両のクラクションは、人の指紋と同じように、個(gè)別に音の周波數(shù)が異なり、各車両がオリジナルの音聲信號(hào)を持っている。同システムは、音聲収集設(shè)備によって違法クラクションの音聲信號(hào)を収集し、ハイビジョンビデオカメラで車両の畫像信號(hào)を収集した後、それぞれが音源自動(dòng)認(rèn)識(shí)システムに転送されて、音源の特定および畫像の自動(dòng)撮影による畫像識(shí)別が行われる。同システムは、ブレーキ音やエンジン音、タイヤ音などの環(huán)境騒音による影響をスマート化によって排除することが可能で、環(huán)境騒音と自動(dòng)車クラクション音との混合を回避し、騒がしい環(huán)境においてもクラクション音だけを精確に取り出すことができる。

北京市交通管理局の擔(dān)當(dāng)者は、「違法にクラクションを鳴らした車両が『集音による監(jiān)視カメラ』で捉えられると、ただちに電子スクリーン上に違法車両のナンバープレートが表示される。また、このシステムのセンサーと交通警察法律執(zhí)行システムは連動(dòng)しており、違法にクラクションを鳴らした車両に関する情報(bào)は、証拠資料とともに交通警察法律執(zhí)行システムに転送される。交通管理部門は、現(xiàn)場(chǎng)から離れた場(chǎng)所で、違法行為に対する処罰を科すことができる。今のところ、北京全市に導(dǎo)入された『集音による監(jiān)視カメラ』20臺(tái)は、すべて所定の位置に配備され、正式な運(yùn)用がスタートした。今後は、対象エリアで違法にクラクションを鳴らした自動(dòng)車の運(yùn)転手に対して、100元の罰金が科されることとなる」とした。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月24日