日本メディアの報道によると、中西氏の趣味は料理だという。日本で社會的に成功を収めている中西氏ほどの年齢の男性は、臺所のどこにお箸が置いてあるかも知らず、料理なんてもってのほかというケースがほとんどだ。中西氏のように余暇にエプロンをして臺所に立つという男性はとても珍しい。
前會長の榊原氏は、今年1月に次期會長に中西氏が就任することが內(nèi)定した際、「人格や見識、海外経験、経営手腕など、どれを取っても中西氏がベストな人選」との見方を示した。
課題は山積み
アナリストは、日本の製造業(yè)の不祥事が相次いでいるのを背景に、経団連の會長に就任した中西氏は、多くの課題に直面しなければならないとの見方を示す。
まず、製造業(yè)の信頼を回復(fù)するための対策を講じなければならない?!父膜钉蟆工洹覆徽工巍─嗣鳏毪撙摔胜?、榊原氏は、「事態(tài)は、日本の製造業(yè)の信頼が大きく損なわれるところまで悪化しているため、會員企業(yè)は必ず、法律法規(guī)を厳守しなければならない」と警鐘を鳴らした。日本の多くの経済界関係者は、企業(yè)のガバナンスの問題が常に強(qiáng)調(diào)されているが、言うだけで何もしないなら何の意味もないと警告する。
次に、政府といかに良い関係を築くかだ。経団連の會長は、経済界を代表して政府に対して相応の改革政策を打ち出すよう求める義務(wù)があるだけでなく、全體の情勢を踏まえて、政府に対して有益な提案をすることができなければならない。榊原氏は安倍晉三首相と仲が良すぎるため、経済界のために聲を発することができていないと非難されてきた。しかし、経団連の代表である中西氏が今後、安倍政権と適切な距離を保ち、自分の意見を述べつことができるのかは、今後の成り行きを見守らなければならない。
その他、原子力エネルギーをめぐる政策に対してどのような聲を発するかだ。東京電力の川村隆會長は以前、中西氏と同じく日立製作所の會長を務(wù)めた経験があり、日立と東電は提攜関係にある。そのため、経団連は原子力発電を発展させなければならないと一貫して主張し、原子力発電所をできるだけ早く再稼働させ、原子力エネルギー関連の施設(shè)を増設(shè)するよう、政府に対して求めている。しかし、上記の理由から、経団連の會長となった中西氏が原子力エネルギーをめぐる政策に対して、どんな聲を発するのかに注目が集まっている。
中西氏はこれまでに何度も中國を訪問しており、今年4月には、ボアオ?アジアフォーラムの次期理事會の理事にも選出された。中西氏は、13億人の人口を抱える中國は巨大市場で、中國とケンカしたり、文句を言ったりするのは愚かなことで、良い関係を築くのが賢い選択であるとの見方を示す。その他、デジタル家電や発電所、電力網(wǎng)、鉄道などの分野において、中國のメーカーは日本企業(yè)にとって強(qiáng)力なライバルだと見ている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月7日
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