北京藍(lán)箭空間科技有限公司が8日発表した情報(bào)によると、同社が自主開発した中型液體酸素?メタンガスロケット「朱雀2號(hào)」が今年6月に全システムの設(shè)計(jì)作業(yè)を完了した。同ロケットは中國で開発中の積載量が最大の民間ロケットで、2019年にすべての地上試験を終え2020年に初飛行する予定。科技日報(bào)が伝えた。

同社の張昌武CEOによると、「朱雀2號(hào)」は中國民間商業(yè)ロケット分野で初の中型ロケットとなる。プロトタイプは2段液體燃料ロケットで、直徑3.35メートル、全長48.8メートル、総重量216トン。離陸総推力は268トン、高度500キロの太陽同期軌道への輸送力は2トン、高度200キロの近地球軌道への輸送力は4トン。

同社の康永來CTOは、「朱雀2號(hào)の主な特長は経済的である點(diǎn)で、商業(yè)宇宙市場が重視する高効率?高コストパフォーマンスを開発基準(zhǔn)とした。液體酸素?メタンガス推進(jìn)剤のコストは1キロ當(dāng)たり約5元（1元は約16.64円）で、液體酸素燃料の十?dāng)?shù)元、液體酸素?液體水素燃料の100元を大きく下回る。また一體型電気単一ユニットによりロケット全體の電気料金が80％削減される。さらに発射臺(tái)を使わないシステムが打ち上げの効率を大幅に高め、打ち上げ準(zhǔn)備期間を7日間にまで短縮できる。將來的には1キロあたり打ち上げコストがファルコン9を下回る見通しだ」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月9日