國防部(國防省)の呉謙報道官は30日の定例記者會見で國産空母の洋上試験、北京香山フォーラム、南中國海問題などについて質問に答えた。新華社が伝えた。
■中國2隻目の空母の洋上試験は順調
空母の洋上試験に関する質問に呉報道官は「中國2隻目の空母は建造計畫に従い、関係海域での洋上試験のためにこのほど大連造船所の埠頭から出航した。主に裝備プラットフォームと設備を検査する。これは空母建造過程における正常な作業(yè)段取りだ。現(xiàn)在、中國2隻目の空母の建造作業(yè)は計畫に従い著実に進み、洋上試験も安全?順調で、目的を達した」と説明した。
■第8回北京香山フォーラムを10月に開催
呉報道官は「中國軍事科學學會と中國國際戦略學會は10月24~26日に第8回北京香山フォーラムを共同開催する。主催者側はすでに79カ國の防衛(wèi)當局と軍指導者、國際組織の代表、軍?政府要人経験者、著名な學者を招待した」と説明。
「今回のフォーラムのテーマは『平等?相互信頼、協(xié)力?ウィンウィンの新型の安全保障パートナーシップの構築』だ。出席者は國際安全保障ガバナンスの新たな理念と道、テロの脅威と対処、海洋安全保障協(xié)力の現(xiàn)実とビジョン、國連平和維持の試練と協(xié)力などの議題をめぐり意見交換する。會期中、中國側は『中國?外國青年將校シンポジウム』も開催する」と述べた。
■中國側の島?礁建設は主に民間のニーズを満たすため
中國側の島?礁建設は南中國海の航行の自由に影響を與えるとの米國防総省高官の対中非難に関する質問に、呉報道官は「南中國海諸島は古來中國領であり、南中國海の航行の自由に問題はない。しばらくの間というもの、米側は南中國海問題を意図的に誇張し、航行の自由に影響を與えるとのレッテルを中國側に貼ろうとしている。中國側の島?礁建設は主に民間のニーズを満たすためであり、完全に正當で理にかなっている。中國側が島?礁上に必要な防衛(wèi)施設を配置するのは、主権國家の當然の権利であり、完全に正當で理にかなっている。中國側の島?礁近くに飛來し挑発する米軍機に対して、中國側が法規(guī)にのっとり呼びかけ警告するのも、同様に完全に正當で理にかなっている」と指摘した。
■中國側は中印両軍関係の健全で安定した前向きな発展を希望
呉報道官は「魏鳳和國務委員兼國防部長(國防相)が8月21~24日、インドを公式友好訪問した。その間、インドのモディ首相、シタラマン防衛(wèi)相と會談した。雙方は習近平國家主席とモディ首相の重要な共通認識のさらなる実行、軍事?安全保障交流?協(xié)力の深化、防衛(wèi)分野の相互信頼を強化するメカニズムの構築などの問題について踏み込んで議論した。これには國防相相互訪問制度の構築、國防省直通機密電話の設置、防衛(wèi)當局?戦區(qū)?軍區(qū)?軍種間各レベルの交流の強化、隣接軍區(qū)國境防衛(wèi)ホットラインの構築、防衛(wèi)?安全保障協(xié)議制度と國防省作業(yè)部會會議制度の役割発揮などが含まれる」と説明。
「中印はアジア地域の重要な大國であり、地域の平和?安定維持に重要な責任を負っている。中國側はインド側と共に努力して、両國首脳間の共通認識を積極的に実行に移し、意思疎通と調整を強化し、互恵協(xié)力を深化し、意見の相違を適切にコントロールし、両軍関係の健全で安定した前向きな発展を推進することを望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年8月31日
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