日本を出國する人から1人1000円を徴収する國際観光旅客稅、いわゆる「出國稅」が7日から始まった。出國稅は、國籍を問わず、飛行機や船舶で日本を出國する2歳以上の人から、1人1000円を徴収する。旅券を購入すると、代金に上乗せされ、航空會社や船舶會社などの國際旅客運送事業(yè)者が徴収し、翌々月末までに國に納付する形で、それが単獨で徴収されることはない。
また、最近、日本円が円高に振れており、最大で6%高となっている。こうした狀況を受けて、春節(jié)(舊正月、今年は2月5日)期間中の中國人の日本旅行にはどんな影響がでるだろうか?旅行サイト?攜程網(wǎng)を取材したところ、現(xiàn)狀を見るかぎり、春節(jié)期間中における日本旅行は依然として一番人気となっていることが明らかになった。
出國稅は旅行料金の100分の1未満
業(yè)界関係者は、人民元に換算して約64元(1元は約15.8円)の「出國稅」が、中國人観光客の日本旅行代金に上乗せされる形となるものの、旅行代金全體に占める割合からするとわずかで、中國人観光客の日本旅行に対する熱意がそがれることはほとんどないと分析している。攜程網(wǎng)の「2018年訪日中國人観光客旅行報告」によると、18年の日本ツアー旅行に參加した中國人観光客1人當たりの消費金額は6516元、自由旅行では6789元となっており、「出國稅」の金額はその100分の1にも満たない。
攜程網(wǎng)への取材によると、「出國稅」導入の日本旅行予約への影響は見られないことが分かった。攜程網(wǎng)のウェブサイトや実店舗での予約狀況を見ると、既に數(shù)萬人が日本ツアー旅行や自由旅行を予約している。
今年の春節(jié)に日本旅行に行く中國人は前月比で40%増
日本旅行を計畫している人なら、最近円高となっていることに気付いているだろう。円は最近、対人民元で最大6%高となっている。
攜程網(wǎng)の海外旅行擔當者?肖吟元さんは取材に対して、「円高になっているものの、春節(jié)期間中の日本旅行は値上がりしていない。春節(jié)期間中の日本ツアー旅行はすでに売り切れている。そのため、ツアー旅行の料金が円高の影響を受けることはない」と説明している。
ただ、個人で飛行機のチケットやホテルなどを予約する自由旅行者の場合、日本のホテルの料金などが円高の影響を受け、割増となる可能性があるという。対人民元で円高となると、日本でショッピングをしたりする際、中國人観光客はより多くの出費を強いられることになる。そのため、プラットフォームを通してパックツアーの自由旅行を予約すれば、個人で直接ホテルなどを予約するよりも安くすむ可能性があり、一部の旅行社は飛行機などをチャーターしており、この場合も円高の影響を受けにくくなるとアドバイスしている。
しかし円高になっているにもかかわらず、中國人にとって春節(jié)期間中の日本旅行は相変わらずの人気の高さだ。今月4日時點での予約狀況を見ると、今年の春節(jié)期間中に日本旅行に行く中國人観光客は前年同期比40%で、一人當たりの消費金額は9000元となりそうだ。
また、元旦以降、人民元を日本円に両替する中國人観光客が大幅に増加しており、事前にレートを固定することで、リスクを抑えるオンライン両替プラットフォームが人気となっている。例えば、攜程網(wǎng)の外貨両替サービスを見ると、アプリや実店舗を通して既に50萬人以上が同サービスを利用しており、うち、円への両替が一番人気となっている。外貨両替サービスを利用するユーザーの5人に1人が人民元を円に換えている。元旦以降、両替サービスの利用量は前月比で30%増となっている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月8日
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