山西省にある五臺(tái)山の隅に位置する南禪寺の面積は広くないが、中國(guó)で現(xiàn)存する最古の唐代木造建築だ。新華網(wǎng)が伝えた。
山西雲(yún)崗石窟研究院の文化財(cái)保護(hù)チームがこのほどここで3Dスキャンを行い、寺のサイズ、色彩、空間構(gòu)造など一連のデータを収集し、この古い寺の「デジタル公文書」を作ろうとしていた。
雲(yún)崗石窟研究院デジタル化室の寧波室長(zhǎng)は「データ分析?処理により文化財(cái)の現(xiàn)狀を把握し、數(shù)年後の形態(tài)的な変化を知ることができるだけでなく、損傷が生じた場(chǎng)合、精度が極めて高い修復(fù)を行うこともできる」と述べた。
パリのノートルダム大聖堂が先ごろ火災(zāi)で大きく損傷したことは、人々の心を痛めると同時(shí)に、文化財(cái)保護(hù)の警鐘を鳴らした。文化財(cái)専門家によると、予防的保護(hù)とデジタル化保護(hù)?利用は、文化財(cái)保護(hù)?利用水準(zhǔn)を高める重要な手段だ。中國(guó)各地では現(xiàn)在、文化財(cái)のデジタル化保護(hù)が急速に推進(jìn)されており、現(xiàn)代テクノロジーによって古い文化財(cái)を記録しようとしている。
雲(yún)崗石窟は2003年よりデジタル化の模索を開始した。寧氏によると、雲(yún)崗石窟は多くの大學(xué)及び科學(xué)研究院?研究所の長(zhǎng)期的な研究や模索と結(jié)びつけ、高精度測(cè)量技術(shù)、3Dレーザースキャン技術(shù)、地理情報(bào)システム技術(shù)、コンピュータネットワーク技術(shù)、AI(人工知能)技術(shù)などの科學(xué)技術(shù)手段を結(jié)びつけ、雲(yún)崗石窟の貴重な文化財(cái)及び歴史的公文書を永久に保存する方法を次第に形成した。
データ収集は公文書を作る一歩目だ。3Dレーザースキャン技術(shù)により、洞窟內(nèi)の各方向の斷面図を作る。洞窟が多角度に表示され、雲(yún)崗石窟の3D「デジタル公文書」を作る。
ハイビジョン3Dデータのサポートにより、雲(yún)崗石窟研究院はVRゴーグルに基づく沒入型石窟體験システムを作った。同システムは最多15人で同時(shí)に雲(yún)崗石窟第18窟のVRシーン內(nèi)を散策できる。観光客はさらにVR蓮の花に乗り空中に登り石窟を高所から細(xì)かく鑑賞できる。
山東省青島市の雲(yún)崗石窟蕓術(shù)館では、人々は山西省大同市まで行かなくても雲(yún)崗石窟の美しく精巧な仏像を鑑賞できる。
この3Dプリントされた雲(yún)崗石窟第3窟西後室では、石窟の全面的な構(gòu)造、美しくリアルな像を見ることができるだけでなく、石窟の千年にわたる風(fēng)化の痕跡もはっきり確認(rèn)することができる。
雲(yún)崗石窟第3窟西後室のフルスケール3Dプリントプロジェクトは、雲(yún)崗石窟研究院、青島出版集団、浙江大學(xué)の協(xié)力の成果だ。複製された洞窟の奧行きは17.9メートル、幅は13.6メートル、高さは10メートル。
その後、雲(yún)崗石窟研究院は浙江大學(xué)、北京建築大學(xué)とそれぞれ提攜し、「音楽窟」と呼ばれる第12窟と雲(yún)崗早期石窟を代表する18窟の3Dプリントを行った。構(gòu)造はすでに形をなしており、著色後に複製が完了する。寧氏は取材に対して、「第3窟の複製品は青島市で固定的に展示される。別の2つの洞窟は移動(dòng)可能で、レゴブロックのようにバラバラにすることができ、巡回展を行う計(jì)畫」と話した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年4月22日