主に雲(yún)南省紅河ハニ族イ族自治州の紅河や元陽などの県內(nèi)に位置するハニ棚田は、総面積は約6.7萬ヘクタール、開墾の歴史は1300年以上にのぼり、國連食糧農(nóng)業(yè)機(jī)関の世界重要農(nóng)業(yè)文化遺産、ユネスコの世界遺産に登録されている??萍既請?bào)が伝えた。
その歴史と同じく古く伝統(tǒng)的耕作方法も、1300年以上にわたり変化していない。棚田は依然として人の手による田植え、除草、収穫を行う原始的な耕作方法を保っている。2015年末現(xiàn)在の紅河州の貧困人口は71萬6500人で、貧困脫卻の任務(wù)が依然として非常に厳しい狀況だ。
國家水産種質(zhì)資源共有サービスプラットフォーム長江中下流流域サブセンターは2015年以降、雲(yún)南省漁業(yè)局、雲(yún)南中海漁業(yè)公司と科學(xué)技術(shù)協(xié)力協(xié)定を締結(jié)し、紅県ハニ棚田でポスドク研究開発連攜拠點(diǎn)を設(shè)立した??茖W(xué)技術(shù)者が棚田に根ざし、現(xiàn)地の栽培?養(yǎng)殖の一體化に転機(jī)をもたらした。
同プラットフォームの設(shè)立機(jī)関、中國水産科學(xué)研究院淡水漁業(yè)研究センターの徐跑センター長は、「私たちはその後、現(xiàn)地の市場でドジョウの需要が旺盛で、価格が高く、そして4カ月ほどで成長するため、稲と同時(shí)に成長できることに気づいた。その上ドジョウは水田の表層を柔らかくし稲の根を傷つけず、また排泄物により水田の養(yǎng)分を補(bǔ)充し一石二鳥だ。稲の収穫時(shí)にドジョウも収穫?販売でき、さらに収穫後の水田を使いドジョウを養(yǎng)殖することもできる」と説明した。
科學(xué)研究者は「稲?ドジョウ共作」を主な普及モデルとし、実証実験を行った。試験田の面積は約10ヘクタールで、ワンシーズンの生産高を6.7アールあたり3000?5000元(1元は約16.7円)増やすことができる。低標(biāo)高地域では2シーズンのドジョウ養(yǎng)殖が可能で、生産高を6.7アールあたり6000?1萬元増やすことができる。
雲(yún)南中海漁業(yè)有限公司の肖燕會長によると、同拠點(diǎn)の一部がすでに完成し、試験運(yùn)営を開始している。敷地面積は30ヘクタール。孵化ラインや養(yǎng)殖プールなどが含まれ、すでに7000萬匹以上のドジョウを育成している。拠點(diǎn)內(nèi)の2500平方メートルの「稲?漁共作」科學(xué)研究総合ビルは計(jì)畫?建設(shè)中。拠點(diǎn)のフル稼働後の年間生産規(guī)模は20億匹以上に達(dá)し、紅河県の667ヘクタールにのぼるハニ棚田における「稲?漁共作」の実施をけん引することになる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月22日