京アニ放火、アニメ界の「9.11」か　損失は？ (2)

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2019年07月19日13:51

京アニの八田英明社長(zhǎng)はメディアの取材に応じ、「會(huì)社への抗議を日常的に受けるということはなかったが、少なからず受けていたことは確かだ。特に『死ね』などと書(shū)かれた殺人予告を受け取ることもあった」と述べた上で、「こうしたことがあった際には、弁護(hù)士に相談し、きちんと対応してきた」と説明した。

事件當(dāng)日、日本の安倍晉三首相はSNSで死者に対する追悼と負(fù)傷者に対する見(jiàn)舞いのメッセージを投稿し、「一日も早い回復(fù)をお祈りしている」とした。日本の総務(wù)省消防庁は、「擔(dān)當(dāng)者を現(xiàn)場(chǎng)に派遣して捜査に協(xié)力している」と発表。また京アニ制作のスポーツを題材にしたアニメ作品「Free！」は公式ツイッターで、19日に予定されていた完全新作劇場(chǎng)版「2020夏」の最新予告編の公開(kāi)を中止したと発表した。

「まるでアニメ界の9.11事件だ」、「男が燃やしたのは會(huì)社ではなく、アニメ業(yè)界だ」、「（京アニは）アニメ業(yè)界のノートルダム寺院だ」。事件の詳細(xì)が明らかになり、死者の數(shù)が増え続けるにつれ、SNSには嘆き悲しむ聲が広がった。心を痛めているのは日本人だけでなく、世界各地からたくさんのメッセージが寄せられ、京アニの力の大きさを改めて世に知らしめた。

日本では、アニメ制作會(huì)社同士の競(jìng)爭(zhēng)が非常に激しく、1つの作品で名聲を得られるスタジオは非常に少ない。長(zhǎng)年にわたりたくさんの「人気作品」を生み出してきた京アニは非常にまれな存在だ。

京アニは1981年に設(shè)立し、最初は主婦を集めて色塗りの下請(qǐng)けをするスタジオだったが、後に正式なアニメ制作會(huì)社になった。こうした背景から、日本では數(shù)少ない女性従業(yè)員が中心のアニメ制作會(huì)社となり、獨(dú)自の世界を生み出した。女性の視點(diǎn)から出発して、女の子特有のエネルギッシュさや繊細(xì)な感情を描き出し、多くの女性の共感を得てきた。