関係方面の情報(bào)によると、米國は現(xiàn)在、中國からの輸入品3千億ドル分に対し10％の関稅上乗せを予定しているといい、これは中米両國元首の大阪での會(huì)談における共通認(rèn)識(shí)に大きく背くものだ。中國國務(wù)院関稅稅則委員會(huì)は8月3日以降に新たに取引が成立した米國産農(nóng)産品の調(diào)達(dá)について輸入関稅の上乗せを一時(shí)的に排除しないとし、中國の関連企業(yè)はすでに米國産農(nóng)産品の調(diào)達(dá)を一時(shí)的に停止した。新華社が伝えた。

中國はこれまでずっと実際の行動(dòng)によって両國首脳の大阪會(huì)談での共通認(rèn)識(shí)を履行し、米國産農(nóng)産品を積極的に調(diào)達(dá)してきた。こうした背景の下、このような殘念な結(jié)果に至ったことは、米國に完全に責(zé)任があり、貿(mào)易戦爭が「諸刃の剣」であり、米國が何度もころころと態(tài)度を変え、米國の言うことは信用できず、最終的に他國にも自國にも損害を與えるであろうことを十分に証明するものだ。

國際社會(huì)は次のような場(chǎng)面を望んでいない。米中が「米國は中國からの農(nóng)産品に新たな関稅の上乗せを行わない」と約束してから1ヶ月で、米國が上海で終わったばかりの第12回中米経済貿(mào)易ハイレベル?yún)f(xié)議で達(dá)成した「建設(shè)的」進(jìn)展を省みず、再び関稅の大棒を振り回し、中國は米國産農(nóng)産品の調(diào)達(dá)という実際の行動(dòng)を取っていないと根拠なく非難するという一幕だ。

事実と真相はこうだ。中國はこれまでずっとその言葉は信頼できるもので、米國産農(nóng)産品の調(diào)達(dá)において協(xié)力への誠意を積極的に示してきた。最新の統(tǒng)計(jì)によれば、大阪會(huì)談から7月末までの間に、米國産大豆227萬トンが新たに船積みされ、中國に運(yùn)ばれ、8月にもさらに200萬トンが積み込まれる見込みで、雙方企業(yè)が取引合意に調(diào)印した1400萬トンのうち、後は9月に積み込まれる予定の30萬トンを殘すばかりとなった。

それだけではない。7月19日より、中國の関連企業(yè)が米國産の大豆、コーリャン、小麥などの農(nóng)産品について持続的に価格を問い合わせている。8月2日夜までに、大豆13萬トン、コーリャン12萬トン、小麥6萬トン、豚肉?豚肉加工品4萬トンを含む相當(dāng)の數(shù)の米農(nóng)産品が取引され、こうした農(nóng)産品はすべて中國企業(yè)により國務(wù)院関稅稅則委員會(huì)に輸入関稅の上乗せから排除するよう申請(qǐng)が行われている。

中米両國は農(nóng)業(yè)分野での相互補(bǔ)完性が高く、中國市場(chǎng)の規(guī)模は大きく、これはつまり米國産の質(zhì)の高い農(nóng)産品の輸入に大きな可能性があるということだ。しかし米國の行動(dòng)は実に人々を失望させている。今回の中國に対する関稅摩擦のエスカレートは、中米農(nóng)産品貿(mào)易を損なうと同時(shí)に、米國の農(nóng)家と消費(fèi)者の利益に深刻な打撃を與えるものでもあり、最終的に「天にツバする」ことになり、他國にも自國にも損害を與えることになる。

中米は和すれば共に利し、爭えば共に損をする。米國が両國首脳の大阪會(huì)談での共通認(rèn)識(shí)を真剣に履行し、言葉が信用できるようにし、約束を履行し、他國にも自國にも利益になることを行うように、他國を損ない自國にも利益にならない行動(dòng)と根拠のない非難をしないようにし、中米雙方の農(nóng)業(yè)分野における?yún)f(xié)力のために必要な條件づくりをするとともに、中米経済貿(mào)易協(xié)力のために前方に橫たわる障害を取り除くことを願(yuàn)う。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月7日