「侵略戦爭の歴史を認(rèn)めることは恥ずかしいことではない」
過去約30年、山內(nèi)さんは竹原市と大久野島を千回以上往復(fù)してきた。日本の侵略戦爭の歴史を人々に説明するのがその目的だ。「以前は學(xué)校の教壇に立って、生徒に日本が中國を侵略した歴史を教えていた。退職後は、その場(chǎng)所を大久野島に変え、日本各地から來た人々に、舊日本軍が毒ガスを製造していた歴史を説明している」と山內(nèi)さん。
そして、「ほとんどの日本人が、日本に原子爆弾を落とされたことは知っている。しかし、大久野島を見學(xué)することで、多くの人が、日本が中國を含む多くのアジア諸國に大きな被害をもたらしたことを知ることになっている。大久野島見學(xué)は、多くの日本人が戦爭に対する見方を変えるきっかけになっている。日本人は広島に來たら、広島平和記念資料館だけでなく、大久野島も見學(xué)すべきだ」と話す。
明治學(xué)院大學(xué)國際平和研究所の高原孝生所長は同日、大學(xué)生約20人を連れて見學(xué)に來ていた。ある學(xué)生は取材に対して、「侵略戦爭の歴史を認(rèn)めることは恥ずかしいことではない」とし、「このような機(jī)會(huì)はとても貴重。印象深い見學(xué)にするために、たくさんの寫真を撮った。私の友達(dá)のほとんどは日本が毒ガス弾を製造していた歴史を知らない。友達(dá)を連れてまた大久野島見學(xué)に來たい」と話した。
高原所長は、「學(xué)生たちに日本の侵略戦爭の歴史をきちんと知ってもらうことが、私たち教師の責(zé)任であり、義務(wù)でもある。そうすることで初めて、歴史の悲劇が繰り返されないようにすることができる。ここ10數(shù)年、ほぼ毎年、學(xué)生を連れて見學(xué)に來ている。一人でも多くの人に、この『暗黒の歴史』がある島を見學(xué)してほしい」と話した。
「日本政府が歴史を正視することを願(yuàn)う」
近年、日本の多くのメディアや學(xué)者も、毒ガス製造を含む日本の侵略戦爭の歴史に注目している。筆者と共に島を見學(xué)した記者の武藤周吉さんは、8月10日付の「東京新聞」の記事で、「広島には『加害』の歴史もあった。國際條約で使用を禁じられた毒ガスは中國で多數(shù)の命を奪ったとされ、戦後も遺棄兵器として再び悲劇を引き起こした」と書いた。
2017年8月、TBSは特別企畫「綾瀬はるか『戦爭』を聞く~地図から消された秘密の島~」を放送。女優(yōu)の綾瀬はるかさんは、當(dāng)時(shí)少年兵として毒ガスの製造にたずさわった藤本安馬さん(91)の案內(nèi)の下、毒ガス弾工場(chǎng)跡を訪れ、長期にわたって隠されてきた暗い歴史を紹介した。
日本の歴史研究者?松野誠也さんは最近、中國を侵略した舊日本軍が中國の戦場(chǎng)で毒ガス弾を使ったことを記録した「戦闘詳報(bào)」を入手した。松野さんが発見した舊日本軍の中國における毒ガス使用の証拠について、日本の數(shù)十社の新聞が一面で報(bào)じた。
長期にわたって日本各地で講座を開き、日本の侵略戦爭の歴史を説明している明治大學(xué)の特任教授?纐纈厚さんは取材に対して、「日本國民の多くが日本政府が歴史を正視し、それを基礎(chǔ)に中國などのアジア諸國と友好関係を築くことを願(yuàn)っている。日本の政治家は、靖國神社を參拝するのではなく、大久野島や侵華日軍第七三一部隊(duì)罪証陳列館、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀(jì)念館などに行って、侵略戦爭の歴史を理解し、深く反省し、心から謝罪しなければならない。そうして初めて、中國を含むアジア諸國の人々の信頼を勝ち取ることができ、日本に明るい未來が訪れる」との見方を示した。
山內(nèi)さんは、「前事不忘、後事之師。生きている限り、一人でも多くの人に侵略戦爭の歴史を知ってもらえるよう頑張り続ける」と話した。 (編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月15日