中國では舊暦の12月に入ると、春節(jié)(舊正月、今年は1月25日)ムードがますます高まってくる。そして、春節(jié)の1週間前となる舊暦12月23日になると、中國各地はほぼ「春節(jié)カウントダウン」モードに入り、人々は地元の風習に基づいて、春節(jié)の準備を始め、忙しくなっていく。人民網(wǎng)ではそんな春節(jié)までの中國の年越しに関する風習を1日に一つずつ紹介していく。
春節(jié)となる舊暦1月1日と翌日の2日は、親戚や友人などの家を訪ねて、新年のあいさつをして、良い1年になることを祈る。その挨拶を中國語では「拜年」と言う。
「拜年」はまず家の家族に向けたものから始まる。春節(jié)の朝に起床すると、まず、目下の子供が目上の親などに挨拶をして、その健康と長壽、順調な1年になることを祈る。そして挨拶を受けた親たちは準備しておいたお年玉を子供に配る。家族への挨拶を終えると、今度は外出して近所などを訪問し合い、人に會うたび新年の挨拶をし、素晴らしい1年となることを祈る。
1月2日になると、贈り物を手に親戚や友人を訪ねる。また、既婚女性は夫や子供を連れて、たくさんの贈り物を手に、実家に戻る。その時、女性側の両親はご馳走などで歓待し、娘の夫が娘を大切にしてくれることを願う。
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月22日