高速列車が入構(gòu)し、人々が出口に殺到する。混雑しないように、彼らの體溫をスピーディに測定するにはどうすべきだろうか。AI(人工知能)乗客體溫測定システムが2日、清河高速鉄道駅で稼働開始した。乗客は立ち止まることなく、普通に歩き通過するだけで正確な體溫測定ができる。北京日報(bào)が伝えた。
3日、清河高速鉄道駅西出口を訪れてみた。改札口の內(nèi)側(cè)では、新たに設(shè)置された巨大ディスプレイが人目を引いた。その隣には警戒テープで仕切られた長さ4、5メートル、幅2メートル弱のL字型の通路があった。通路に向かい合う警戒テープの外側(cè)ではカメラが設(shè)置されていた。
乗客らが駅の出口に向かって歩いていくと、ディスプレイの左上に彼らの赤?黃?緑が混じる赤外線映像が表示された。畫面左下では37.3、36.5、37.0と數(shù)字が絶え間なく表示された。これは通路を通過する乗客全員のリアルタイムの體溫だ。體溫の異常があれば、その顔畫像が畫面右上に表示される。職員は直ちにその人を呼び止め、攜帯用機(jī)器を用い2度目の體溫測定を行う。體溫の異常が確認(rèn)されれば、直ちに隔離措置が取られる。
百度の技術(shù)エンジニアの劉宇航氏は「このシステムは3つの部分からなる。1つ目は赤外線カメラと顔認(rèn)証カメラが含まれるカメラシステムで乗客の情報(bào)をキャッチし、赤外線設(shè)備で體溫を正確に測定し、顔認(rèn)証システムですべての個(gè)人と正確に結(jié)びつける。2つ目はアルゴリズムシステムで、ディスプレイの下のパソコン內(nèi)にある。3つ目は表示システム、つまりディスプレイだ」と説明した。
市販されている大人數(shù)體溫測定設(shè)備は、ハードを中心とする箱型の高溫赤外線検出器で、どこでも自由に設(shè)置できるわけではない上に割高だ?,F(xiàn)在は極めて不足している。北京市に戻る大人數(shù)の乗客に対応するため、百度はそのソフトシステムの最適化を行い、高速鉄道駅の半開放環(huán)境における低気溫、駅を出る人のマスクもしくは帽子などの著用による顔認(rèn)証情報(bào)の喪失といった難點(diǎn)を解消するために、ソフトを中心とするAI大人數(shù)乗客體溫測定ソリューションを開発した。
百度は2日より清河高速鉄道駅の16カ所に設(shè)置された體溫測定設(shè)備のアップグレードを行い、そのすべてをAI乗客體溫測定設(shè)備に更新した?,F(xiàn)在の北京市のUターンラッシュに対応し、北京市に戻る乗客がスピーディに體溫測定を受け、駅を出られるようにしている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年2月4日