モスクワ発上海行きのアエロフロート?ロシア航空SU208便で10日、多くの新型コロナウイルス肺炎の感染者が発生した。この乗客204人の便の感染確定者は13日現(xiàn)在、すでに60人にのぼっている。この狀況により、海外にいる多くの中國人は焦りを覚えている。帰國便に搭乗するリスクはどの程度だろうか。帰國する場合、飛行機(jī)でどのような自己防護(hù)を行えばいいだろうか。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。
帰國便內(nèi)の感染確定者は搭乗前に感染していたのか、あるいは十?dāng)?shù)時(shí)間の長いフライトにより機(jī)內(nèi)の密閉された環(huán)境で感染したのだろうか、という疑問を多くの人が抱いている。武漢大學(xué)醫(yī)學(xué)ウイルス研究所の楊占秋所長は14日取材に対し、「飛行機(jī)で見つかった多くの感染者は、搭乗前に感染していたはずだ。乗客が機(jī)內(nèi)で感染した可能性を否定できないが、これほど急には発癥しない。一般的には24?72時(shí)間後に発癥するため、これらの乗客は搭乗前に感染していたはずだ。SU208便の旅客の記憶もこれを裏付けている。モスクワのシェレメーチエヴォ國際空港から出発した際に、スタッフは旅客の體溫を測定せず、健康狀況に関する質(zhì)問をせず、またその他の検疫措置を講じなかった。離陸前に機(jī)內(nèi)の乗客の中には咳の癥狀が見られる乗客がいた」と述べた。
さまざまな理由により民間機(jī)で帰國しなければならない場合、乗客はいかに自己防護(hù)を行うべきだろうか。楊氏は、「まず飛行機(jī)でマスクを著用し、機(jī)內(nèi)の共用品に觸れない。機(jī)內(nèi)で提供される食器は消毒済みで十分に安全だ。しかし機(jī)內(nèi)の共用品、例えば前の座席のディスプレイのボタンはなるべく觸れず、觸れた場合も直ちに手の消毒を行う。前の便に感染者がいてこれらの部分に觸れ、そして交替時(shí)間が24時(shí)間以內(nèi)である場合、健常者がこれに觸れれば感染する可能性があるからだ。そのため乗客は搭乗する前に消毒シートを用意することが望ましい」と指摘した。
飛行機(jī)での感染を防止するため、最近多くの帰國者が全身をしっかり包んでいる。防護(hù)服、マスクとゴーグルを著用し、さらには移動(dòng)中に何も口にせずトイレにも行かない。防護(hù)服が空気を通さないに加えて長時(shí)間何も口にしないため、多くの人が飛行機(jī)を出ると虛脫に近い狀態(tài)になる。
楊氏は「こうする必要はないが、心理的な効果はある。飛行機(jī)、特に國際便は飛行時(shí)間が長く空間も狹いため、患者が咳でウイルスを排出した場合、他の人の呼吸器に入るリスクがある。そのため搭乗中はマスクを著用しなければならない。しかし十?dāng)?shù)時(shí)間にわたり防護(hù)服とマスクを著用し、何も口にしないのは、正常な人にとっては不適切なやり方となり、健康を損ねる。特に長時(shí)間水を飲まないのは良くない。時(shí)間帯をずらして飲食するべきだ。他人が食べ終わるのを待ってから食べると比較的安全だ」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月15日