このほど、北京オリンピックのメイン會場となった北京國家體育場(通稱、鳥の巣)近くの道路で、一羽のカモが子ガモたちを引き連れて道路を橫斷する動畫が話題となった。動畫には、1人の交通警察官が道行く車を停車させ、別の交通警察官がカモの親子の後ろをしっかりと「護(hù)衛(wèi)」する様子が映っていた。このカモの親子は無事、道路を橫斷し終えた。
この動畫を見たネットユーザーたちからは、「癒された」といったコメントが次々寄せられたほか、「なぜカモは道路を橫斷しようとするのか、しかも子ガモも引き連れて一家総出で道路を橫斷するのか」といった疑問を投げかけるネットユーザーもいた。専門家はカモが「子連れで道路を橫斷」するのはその習(xí)性と関係があるとし、繁殖の過程で、子ガモをより広くて、エサの豊富な水域に移そうとしているからだろうと説明している。
また今回の「事件」は、北京の都市生態(tài)環(huán)境が改善されていることも証明している。北京市は2018年より新たに100萬ム―(1ム―は約666.7平方メートル)の造林と緑化を進(jìn)めており、今年春までに造林と緑化を終えた面積は50萬ム―に達(dá)し、その計(jì)畫の半分を完了させている。緑化建設(shè)の過程においては「都市森林」などの理念を打ち出し、生物の多様性の保護(hù)に力を入れている。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月6日