今月6日、オンショア人民元とオフショア人民元が対ドルで高値に上昇し、それぞれ7.05元と7.04元を突破した。同日內(nèi)の上昇幅はいずれも200ポイントを超えた。うち、オンショア人民元は対ドルで、一次的に最高7.0435元に、オフショア人民元は最高で7.0338元まで上昇した。同日午後2時(shí)12分の時(shí)點(diǎn)で、オンショア人民元とオフショア人民元はそれぞれ1ドル＝7.0432元、1ドル＝7.0402元となった。北京青年報(bào)が伝えた。

取材では、現(xiàn)在、中國(guó)國(guó)內(nèi)外の専門家の人民元に対する信頼は高まっており、國(guó)際投資家の人民元に対する関心が日に日に高まっていることが分かった。國(guó)際通貨基金（IMF）が6月30日に公表した外貨準(zhǔn)備統(tǒng)計(jì)（COFER）によると、第1四半期（1－3月）の人民元建ての外貨準(zhǔn)備総額は2200億ドルに達(dá)し、5四半期連続の増加を?qū)g現(xiàn)した。人民元が、世界の外貨準(zhǔn)備額に占める割合は2.02％と、過(guò)去最高を記録している。これは、國(guó)際投資家の間で、人民元建て資産が一層好まれるようになっていることを示している。

人民元の下半期の為替レート動(dòng)向について、専門家は、基本的に安定すると予想している。方正証券の研究報(bào)告は、「これまで、人民元為替レートが不安定だったのは、主に、國(guó)際収支のアンバランス、ドルの需要大幅増加などの影響を受けたから。中國(guó)國(guó)內(nèi)の新型コロナウイルス感染の影響が弱まり、世界でリスク回避の心理も弱まり、さらに、國(guó)際収支も安定している情勢(shì)下で、人民元の為替レートも安定するだろう」と予想している。

中國(guó)銀行研究院の報(bào)告は、「全體的に見て、下半期、人民元の対ドルレートは、上昇と下落を繰り返しながら安定に向かい、その変動(dòng)幅は大きくなる見込み。人民元為替レートが合理的にバランスの取れた水準(zhǔn)で基本的に安定するのに有利な要素も、不利な変化もあるだろう」と予想している。

ただ、同報(bào)告は、「中米貿(mào)易摩擦は最大の不確定要素で、摩擦が激化するようなことがあれば、人民元安になる圧力が高まるだろう」と注意を促している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月7日