人民元レートは今週に入ってから急落傾向が続いている。13日にはオンショア?オフショア市場(chǎng)の対米ドルレートが再び大幅に下落し、一日の下げ幅はどちらも600ベーシスポイント(bp)を超えた。同日午後9時(shí)30分現(xiàn)在、オフショア市場(chǎng)のレートは1ドル6.91元を割り込み、オンショア市場(chǎng)は同6.87元を割り込み、昨年2月8日以降で最大の下げ幅を記録した?!冈^券時(shí)報(bào)」が伝えた。
先週には中米貿(mào)易摩擦が再燃し、市場(chǎng)の予想は急激に低下し、直近の5営業(yè)日には、オンショア?オフショアレートが2%近く下がった。今後の市場(chǎng)の展望について、中國(guó)內(nèi)外の研究者の間では、「中米貿(mào)易摩擦が繰り返され、短期的に人民元レートに影響を與えるとみられるが、中長(zhǎng)期的なレートを考えると大幅低下の土臺(tái)となるようなものはない」との見(jiàn)方が一般的だ。
実際、これまでの貿(mào)易交渉の経過(guò)を整理してみると、貿(mào)易交渉が順調(diào)に進(jìn)展している時(shí)には、人民元レートは相対的に安定しているか強(qiáng)くなり、交渉が紆余曲折を繰り返している時(shí)には弱くなることがわかる。
中國(guó)銀行國(guó)際金融研究所の王有■(品の口が金)は、「今の狀況から考えて、外國(guó)為替市場(chǎng)の全體的ロジックに変化が起きており、貿(mào)易摩擦が再びレートの動(dòng)きを支配する核心的要素になっている。ここ2年間の経験を踏まえると、中米貿(mào)易摩擦が激化したり焦點(diǎn)となる事件が発生したりすると、レートは短期的に急落することになる」と述べる。
ただ周期を長(zhǎng)くとらえると、年初から現(xiàn)在までレートは安定傾向を維持し、今月13日の午後9時(shí)30分時(shí)點(diǎn)で、オンショア対ドルレートは年初からの値下がり幅が約0.2%にとどまり、オフショアレートも同約0.6%の値下がり幅となる。
先週以來(lái)の相場(chǎng)の動(dòng)きを除外すれば、実際には年初以來(lái)の人民元レートはドル指數(shù)の変動(dòng)とは異なる獨(dú)自の道を歩んできた。これまでドルが強(qiáng)くなると、人民元の対ドルレートはいつも値下がりしていたが、今年はドル指數(shù)が上昇しても、人民元の対ドルレートは上昇傾向が続いた。
平安証券の張明チーフエコノミストは、「これは一方では、年初から現(xiàn)在まで、中國(guó)経済の成長(zhǎng)率が上昇し、米國(guó)経済の成長(zhǎng)の見(jiàn)通しに対する市場(chǎng)の信頼感が弱まるにつれて、中米の長(zhǎng)期的なレートの開(kāi)きが再び拡大し、人民元レートを後押ししたことによる。また一方では、中國(guó)が直面する國(guó)境を越えた資本の流動(dòng)狀況が年初以來(lái)著しく改善され、レートを支えたことによる」との見(jiàn)方を示す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年5月15日