明仁天皇の退位および徳仁天皇の即位に伴い、4月27日から5月6日まで10連休となった日本。それに伴い、中國のインバウンド市場も特需に沸いた。9日、10連休中に中國を旅行した日本人観光客関連の統(tǒng)計が続々と発表された。旅行社?JTBの試算によると、10連休中の日本國內(nèi)と海外を合わせた日本の旅行者數(shù)は延べ2467萬人で過去最高。そのうち、中國を訪れた日本人の數(shù)は前年同期比8%増の9萬4000人に達した。北京商報が報じた。
中國の旅行サイト?攜程網(wǎng)が発表した統(tǒng)計によると、10連休中に中國を訪問した日本人観光客は「80後」(1980年代生まれ)と「90後」(90年代生まれ)がその中心だった?!?0後」が全體の38%を占め最多で、2位の「90後」は29%だった。また、中國をじっくりと旅する日本人観光客がますます増えている。統(tǒng)計によると、10連休中に中國を訪問した日本人の滯在日數(shù)は、36%が4日から5日間、28%が6日から8日間、7%が8日間以上だった。
日本の10連休に伴い、中國のインバウンド市場も特需に沸いたものの、全體的に見ると、中國のアウトバウンドとインバウンドの規(guī)模は不均衡の狀態(tài)が続いていることは否定できない。攜程網(wǎng)の創(chuàng)業(yè)者の一人である梁建章會長は、「中國のアウトバウンド市場は世界最大で、今後巨大なアウトバウンド市場となるポテンシャルも秘めている。しかし、アウトバウンド市場が急成長しているのと比べると、インバウンド市場は課題も多く、それを一日も早く解決しなければならない」と指摘する。
ある機関が発表した統(tǒng)計によると、昨年に中國を訪問した外國人観光客は延べ4200萬人にとどまっており、近年ややもすればのべ1億人規(guī)模にまで達している中國のアウトバウンド客と比べると2倍以上の差がある。実際は過去數(shù)年間にわたり、多くの地方政府當局が、海外の國や地域から訪れる観光客が増えるようにと、協(xié)力やPRなどを展開している。中國のインバウンド客の中でも重要な位置を占める日本も、中國各地が目を付けているポイントとなっている。業(yè)界関係者は、「今回の10連休の経験から、日本の8月の9連休も、中國が今年インバウンド市場を開拓するためのポイントとなるかもしれない」との見方を示している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月10日