資料寫真
高層ビルの火災現(xiàn)場で、SFチックなデザインのドローンが舞い降り、火災フロアの窓外でホバリングし、照準を合わせ、発射する。消火弾がガラスを破り、消火剤が火災現(xiàn)場に広がる。科技日報が伝えた。
これは中國航天科工二院二部がこのほど試験場で実施した、ドローン消火試験の光景だ。評価を経て、室內(nèi)の火が効果的に消し止められた。
今回登場したドローンは2つの「砲身」を擔っていた。SFチックなデザインで、映畫のトランスフォーマーに非常に似ている。ただ、その故郷はセイバートロンではなく、二院二部仿真公司の技術(shù)チームによって開発された。
現(xiàn)代の都市において、高層ビルの高度が増し続けており、それに伴い新たな火災リスクが生じている。一部の火災現(xiàn)場は地上消防システムの手が屆かないのに対し、ドローン消火システムは高層ビルの消火にソリューションを提供した。
このドローン消火システムは指揮車、ドローン、消火弾で構(gòu)成される。その技術(shù)責任者である楊興光氏によると、同システムにはスマート測位、自動照準、正確な窓破壊、無破裂消火剤散布などの機能があり、火災初期の効果的な消火や火災の拡大防止が可能だ。このドローン技術(shù)は中國のトップ水準で、開発機関が完全な知的財産権を持ち、すでにドローン消火関連特許を20數(shù)件形成している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年12月29日