福建省の福州と廈門（アモイ）を結(jié)び、中國(guó)初の時(shí)速350キロメートル級(jí)の海上高速鉄道となる福廈高速鉄道でこのほど、全線のカギを握るプロジェクトである湄洲島海上大橋のメインタワーの主體工事が完成した。同橋は全長(zhǎng)14.7キロメートル、海上での施工距離は10.8キロメートルに及び、中國(guó)初の海上橫斷高速鉄道低タワー斜張橋になる。「科技日?qǐng)?bào)」が伝えた。

建設(shè)を擔(dān)當(dāng)する中鉄十一局集団有限公司の関係責(zé)任者は、「施工中、當(dāng)社プロジェクト部は鍵となる施工技術(shù)の科學(xué)研究チームを立ち上げ、多くの難問(wèn)を解決?！褐袊?guó)製造のイチバン』をいくつも成し遂げ、30件以上の科學(xué)研究成果を生み出し、工事の質(zhì)を確保した」と説明した。

列車の運(yùn)行速度が最高の中國(guó)初の海上橫斷高速鉄道低タワー斜張橋

新たに建設(shè)されている福廈高速鉄道は福建省の沿海地域と臺(tái)灣海峽の西岸に位置し、中國(guó)で初めての本當(dāng)の意味で海の環(huán)境で運(yùn)行する高速鉄道プロジェクトであり、中國(guó)內(nèi)外で運(yùn)行速度が最も速い沿海?海上鉄道だ。

湄洲灣海上大橋は同高速鉄道で最も距離が長(zhǎng)い海上施工區(qū)間であり、全線のカギを握る重點(diǎn)プロジェクトでもある。橋本體の設(shè)計(jì)はプレストレストコンクリート連続ラーメン低タワー斜張橋だ。低タワー斜張橋は「部分的な斜張橋」などとも呼ばれ、連続桁橋と斜張橋との中間にある一種の新しい橋梁構(gòu)造形式。斜張橋と連続桁橋の特徴を兼ね備え、「剛?cè)醽悚怀证摹工趣いμ貜栅猡ⅳ?。?gòu)造の力學(xué)的特徴に合致し、経済的で、造型的に美しい、剛性が高いといった長(zhǎng)所があり、発展のポテンシャルが大きいため、小スパン橋ではこの構(gòu)造形式を優(yōu)先的に採(cǎi)用するものが増えている。

40.6メートルの巨大橋梁が高速鉄道の施工で応用されるのは世界初

同大橋の梁構(gòu)造は長(zhǎng)さ40.6メートル、幅12.6メートルの移動(dòng)型枠を用いた現(xiàn)場(chǎng)打設(shè)コンクリート梁で、コンクリートの體積は438.2リューベ（立方メートル）、重さは1千トンに達(dá)し、従來(lái)の32メートル箱桁より100トン重い。名実ともに超大型の橋梁だ。

同プロジェクト部の李維チーフエンジニアの説明によると、湄洲灣海上大橋は連続梁のほか、橋全體にわたって40.6メートル箱桁による設(shè)計(jì)を採(cǎi)用しており、福廈高速鉄道で唯一の40.6メートル箱桁橋となっている。40.6メートル大スパンの移動(dòng)型枠を用いた現(xiàn)場(chǎng)打設(shè)コンクリート梁を高速鉄道工事に初めて応用した。これらの技術(shù)全般は世界でもまだ先例がなく、広く注目を集めているという。

李氏は、「従來(lái)の32メートル箱桁設(shè)計(jì)に比べ、40メートル箱桁設(shè)計(jì)を採(cǎi)用すると敷地面積が20％少なくて済み、投資額も3-5％減らせる。運(yùn)行能力を引き上げるだけでなく、海水による橋腳へのダメージも軽減し、海上大橋の安全性を高めた。しかし注入された等級(jí)の高いコンクリートはスランプ値が小さく、注入作業(yè)の難度が高く、今回の施工ではさらに連続注入して一度に成型する必要があったため、施工設(shè)備の安全性と信頼性には極めて高い要求が突きつけられていた」と振り返った。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年3月24日