広東省の中山大學(xué)と新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)人民政府はこのほど、烏魯木斉(ウルムチ)市で、同自治區(qū)で初となる國家地域醫(yī)療センターの中山大學(xué)附屬喀什（カシュガル）地區(qū)病院(以下、「國家地域醫(yī)療センター」)を共同建設(shè)することで合意した。中國新聞網(wǎng)が報じた。

同醫(yī)療センターは、中山大學(xué)の強大な學(xué)科群の総合的実力、及び直轄附屬病院の優(yōu)位性を活かして、新疆ウイグル自治區(qū)の醫(yī)療人材の育成を確実に推進し、醫(yī)療サービスの水準を向上させると期待されている。

雙方が共同建設(shè)することで合意した國家地域醫(yī)療センターは、感染癥科と呼吸器科、重癥醫(yī)學(xué)科を中心とし、ほかにも心臓血管內(nèi)科や腎臓內(nèi)科なども設(shè)置して、完成後は、病床1000床を確保できる計畫だ。カシュガル地區(qū)疏附県では國家地域醫(yī)療センター一期工事が既に始まっている。

2017年から、中山大學(xué)はカシュガル地區(qū)の病院を?qū)澫螭衰讠ⅴ辚螗爸г驅(qū)g施し始め、現(xiàn)地で対応できず転院が必要だった患者の數(shù)は、當(dāng)時の年間約4000人から、2020年には約600人にまで減少した。

中山大學(xué)は近年、カシュガル地區(qū)の病院に、院長を派遣したり、幹部の派遣を強化したり、醫(yī)師への直接指導(dǎo)を?qū)g施したり、専門醫(yī)連盟を立ち上げたりすることで、「魚を與えるのではなく、魚の釣り方を教える」スタイルで、集中的なサポートを?qū)g施しており、中國でトップ100に入る病院の育成や「一帯一路」（the Belt and Road）國際地域醫(yī)療センターを建設(shè)することを目標にした取り組みを行っている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年5月17日