全國木製ドラゴンボート招待レース及び?陽河端午節(jié)（端午の節(jié)句、今年は6月14日）伝統(tǒng)ドラゴンボートレースの関連イベントが今月9日、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州施秉県で開幕した。がっしりとした體つきの男性約2000人が、世界最長の木製ドラゴンボートを擔(dān)いで進(jìn)水させる今回の目玉イベントでは、多くの観光客がその圧巻の光景を楽しんだ。人民網(wǎng)が各社の報(bào)道をまとめて報(bào)じた。

同日午後1時(shí)半、上半身裸の擔(dān)ぎ手2169人が、大きな掛け聲を上げながら98.8メートルのドラゴンボートを擔(dān)ぎ、施秉老大橋の下の川に向かって、水舞雲(yún)臺音楽噴泉広場を出発した。

その後ろには、少數(shù)民族の伝統(tǒng)衣裝を著た1萬人以上の女性が200組に分かれて、歌を歌ったり、ダンスを踴ったりしながら延々とねり歩き、街中が賑やかなお祭りムードに包まれた。

ドラゴンボートは98.8メートルと非常に長く、また広場から川までは2キロほどだったため、約2時(shí)間で行えると予定していた進(jìn)水式だったが、実際には7時(shí)間以上かかってしまった。途中の曲がり角などが、ドラゴンボートにとって最大の難関となり、夜9時(shí)ごろになってようやくドラゴンボートはクレーン6臺を使ってゆっくりと進(jìn)水した。

この木製ドラゴンボートは、2016年に製造された77.8メートルのドラゴンボートをベースに改造されたものだ。このボートは當(dāng)時(shí)、ギネス世界記録に認(rèn)定された。改造後の長さは98.8メートルで、龍の頭の高さは約4メートル、幅は3.8メートル。ボディは杉の木で作られ、前に長く伸びる龍の頭や尾は水楊柳を使って丁寧に作られ、非常にカラフルな仕上がりになっている。龍はひげが伸び、口には玉をくわえている。龍の首の後ろにはうろこが赤、黃色、青、白、緑などで描かれている。また、龍の頭から伸びる二本の角は、水牛の角で作られており、 國家の安泰、國民の平穏を祈る「國泰民安」、豊作を祈る「風(fēng)調(diào)雨順」という言葉が書かれている。

施秉県の川は、豊富な水流を誇り、「中國漂城」と呼ばれている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月11日